料理人hiroです。今回は基本のシーフードカレーのレシピをご紹介します。魚介の臭みが残りがちですが、白ワインを使って臭みを和らげることがポイントとなります。魚介の煮汁は出汁になり、炒めた具材を後に加えると身が縮みにくく存在感も活かせます。洋食屋さんのカレーをおうちで是非!早速作っていきましょう。
シーフードカレーの材料(4人分)
具材
冷凍シーフードミックス | 180g | |
白ごはん | 3合分(4人前) | |
玉ねぎ | 2個 | |
人参 | 1本 | |
ニンニク | 2片 | |
トマト | 1個 | |
ブラウンマッシュルーム | 4個 | |
ローリエ | 1枚 |
調味料
米油サラダ油でも可 | 大さじ2 | |
塩 | 適量 | |
白胡椒 | 適量 | |
白ワイン | 大さじ2 | |
カレー粉 | 大さじ3 | |
ケチャップ | 大さじ2 | |
水 | 800mℓ | |
ウスターソース | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ1 |
付けあわせ
ボイルブロッコリー、ボイルインゲン |
シーフードカレーの作り方
今回のレシピのポイント
先に魚介を炒めて白ワインで臭みを和らげます。魚介は具と出汁とに分けて、カレーベースに出汁を加えて煮込み、具は後で加えることで身が縮みにくくなります。
ブラウンマッシュルーム4個分は薄くスライス。ニンニク2片は細かくみじん切りにします。
トマト1個分は1cmの角切りに。器に取っておきましょう。
白ワインで臭み抜き
魚介が軽く炒まったところで白ワイン大さじ2を注ぎます。白ワインを加えることで、爽やかな酸味をプラスするだけでなく、魚介の臭みを和らげてくれます。強火で1分ほど煮立たせましょう。
煮立たせた魚介を煮汁に漬けたままボウルに取っておきます。
塩でしんなり度を加速!
炒めはじめに、軽く塩と白胡椒をふります。下味をつけることはもちろんのこと、塩のチカラで食材の水分を早く吐き出させ、しんなりとさせて甘みを引き出します。覚えていて損はない調理テクです。
玉ねぎと人参がしんなりとしたところで、ブラウンマッシュルームとトマト、ローリエ1枚を加えて炒めていきます。ローリエも魚介の臭み消しの効果を発揮してくれます。
トマトには多くの水分が含まれているので、水分を飛ばすようここからは中火で炒めていきましょう。
しっかり炒めて香りを立てる!
カレー粉は野菜に馴染ませて、しっかりと炒めることで香りが立ち、より美味しいシーフードカレーに仕上がります。中火で3分ほどで良いのでしっかりと炒めましょう。
水800mℓを注いで強火にかけましょう。
丁寧なアク取りで差をつける
沸騰して出てくるのがアク。アクは食材から出てくる苦味やエグ味、臭みの成分となるものです。臭みの原因はここにもあるわけですね。アクを取るのと取らないとでは仕上がりに差が出ることは歴然。丁寧にすくっておきましょう。
魚介の風味が十分に感じられるカレーです
フレッシュの魚介ではなく、冷凍シーフードミックスでも美味しく作れます。もちろんフレッシュの方が身は大きく存在感もありますが、コスト的には牛肉よりも高い場合があります。お家で楽しむには十分です。白ワインと、ローリエ、そしてアク取りと基本的なことで臭みを除き、魚介の風味を十分に感じられるシーフードカレーを是非作ってみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。