
料理人hiroです。今回は基本のシーフードグラタンのレシピをご紹介します。食べた感じが粉っぽくダマになりがちですが、粉をしっかり炒めて牛乳を複数回に分けて加えることがポイントとなります。グラタンは冬の寒い時期に食べたいアツアツ料理。魚介を使ってワンランク上の味にします!早速作っていきましょう。
シーフードグラタンの材料(2人分)

具材
ペンネ | 120g | |
シーフードミックス | 140g | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
ブラウンマッシュルーム | 6個 |
調味料
オリーブオイル | 大さじ1 | |
無塩バター | 40g | |
牛乳 | 500mℓ | |
薄力粉 | 40g | |
ローリエ | 1枚 | |
塩 | 少々 | |
白胡椒 | 少々 | |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1 | |
パルメザンチーズ | 12g |
シーフードグラタンの作り方
今回のレシピのポイント
ダマにならないようするには小麦粉入りの具材を丁寧に炒め、常温に戻した牛乳を少しずつ足していくことで防ぐことができます。ポテっとツヤのあるホワイトソースで、口当たり滑らかなグラタンを目指しましょう。

ブラウンマッシュルーム6個は0.5cm幅にスライスします。逆さにするとカットしやすいです。白いマッシュルームでも代用可能です。水煮を使うよりフレッシュの方が断然グラタンが香りよく仕上がりますよ。

パスタを茹でる時間は標準時間で!
今回はショートパスタ「ペンネ」120gを使います。マカロニでも、フジッリでもファルファッレでもコンキリエでもOK。ショートパスタで色々なグラタンが楽しめます。
ボイル時間は必ず標準時間で上げるようにします。普通のパスタのように標準時間の1分前で上げるとなると、グラタンのホワイトソースと絡める場合水分が少ないため固いままの状態となってしまいます。

標準時間で茹でたペンネを湯切りしてボウルの中へ。オリーブオイル大さじ1を加え和えておきます。

そのまま常温に置いて冷ましておきましょう。オリーブオイルを和えておくと風味づけはもちろんのこと、パスタ同士のくっつき防止になります。忘れずにやっておきましょう。

バターを塗っておくと焦げつき防止となります。焦げがこびり付いて洗うのが大変だった…というお悩みはこれで一気に解決です。

バターが半分ほど溶けたところで玉ねぎとローリエ1枚を加え、弱火でしんなりするまで炒めていきます。ローリエは臭み消しに使える香草です。カレーにもよく使われますね。グラタンにも使います。

玉ねぎがしんなりとしたら、ブラウンマッシュルームとシーフードミックス140gを加えます。冷凍のままでもOKですし、解凍した場合は汁ごと加えましょう。旨味となります。水気がなくなるまで中火で炒めていきましょう。

粉を炒めてダマになる原因を解消
ここで注意することは焦がさないよう丁寧に炒めることです。弱中火にするのはそれが理由。薄力粉を炒めるとデンプンの分子が小さくなり、ダマになりにくくなります。また、粉っぽさがなくなるホワイトルゥに仕上がります。

粉を炒めること4〜5分ほど。水気もなくなり、色が若干ブラウン色になりました。ここから牛乳を加えていきます。

混ぜていくうちにゆっくりと濃度がついてきます。濃度がついたら80mℓほどを加える…の丁寧な繰り返しです。

作業を丁寧かつゆっくり繰り返すとダマにならない
濃度がついてきたら牛乳を加えるの繰り返しで、バターと小麦粉と牛乳をゆっくりと「同化」させていきます。ここで強火でかけてしまうと焦げて台無しになったり、牛乳を一気に加えるとダマ作りを促進してしまいます。ゆっくりと合わせることを意識しましょう。

最後の牛乳を加えるときに、火加減を少し強めて濃度をつけていきます。

魚介入りのホワイトソースはオーブンに入れてしまうと、味付けができなくなります。濃度がついてきたら一度味見して、塩と白胡椒で味をととのえましょう。

魚介とペンネ入りのホワイトソースが出来上がりました。オーブンを200℃に予熱して、グラタン皿に分けましょう。

グラタン皿ふたつに分けて盛ったら、表面にパルメザンチーズ12gをふりかけます。
魚介の風味を存分に感じられるリッチなグラタン!

私ははじめグラタンレシピを鶏肉ベースで考えてましたが、シーフードが冷凍庫に眠っていたのを思い出し手直ししました。
エビといか、イタヤガイの3種ミックスですが、フレッシュの魚介とまではいかないですが、風味を存分に味わえます。マッシュルームの存在も大きいです。こちらは出来るだけフレッシュがオススメです。ダマにならず飽きずに食べられるシーフードグラタン、是非とも作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。