
料理人hiroです。今回は味ボケせず確実に仕上がる基本のきのこのマリネのレシピをご紹介します。仕上がりが水っぽく味がしないなどありがちですが、そこは水分を吐かすよう強火でしっかりと焼き、味付けは熱いうちにがポイントです!マリネしてるので3〜4日保存が効く優れものですよ♪早速作っていきましょう。
キノコのマリネの材料(2〜3人前)

具材
椎茸 | 6個 | |
舞茸 | 75g | |
エリンギ | 100g | |
しめじ | 150g | |
イタリアンパセリ粗めにみじん切りにしておきます | 適量 |
調味料
米油 | 大さじ2 | |
塩 | 少々 | |
白胡椒 | 少々 | |
白ワイン | 大さじ2 | |
米酢 | 大さじ2 | |
レモンジュース | 大さじ1 | |
オリーブオイル | 大さじ1 |
キノコのマリネの作り方(1分動画で早回し解説)
キノコのマリネの作り方
今回のレシピのポイント
きのこを強火で炒めることで、水っぽさをなくし風味と保存性をアップ。味付けは熱いうちに9割、冷まして1割で2段階に分けて作るのがベターです。

エリンギ100gを、厚さ0.3cmの短冊切りに。

しめじ150gは、石突を除き、両手で大まかに割いておきます。

舞茸75gを手で小さめに割いておきます。

全体に油をまとわせるようサッとかき混ぜて!
強火の状態で4種のきのこを全て加えます。きのこはすぐに油を吸ってしまいます。一部だけが吸い込んでいるようだと、焼きムラができて焦げ付きの原因にもなります。素早くかき混ぜ、ここではまんべんなく油が回るようにして焼きムラを防ぎます。

強火で炒めて5分ほど。だいぶカサも減って混ぜやすくなり、焼き色が付き始めました。これはきのこの水分を飛ばしているためです。水分を飛ばした分、きのこ味がギュッと凝縮。さらに調味料を含みやすい状態となりました。

温かいうちに味を決めておくこと9割!
白ワイン、米酢、レモンジュースと爽やかな酸味となるものを加えました。ここで2分ほど中火にかけたまま、きのこに味を含ませていきます。冒頭のポイントにもあるよう9割を「温かいうち」に決めておくと味ボケ防止につながります。

冷めた状態でオリーブオイルをまとわせて、マリネ!
かき混ぜながら冷ましたところで、残りの1割で味を決めます。一度味見して、足りなければ塩を少し足す程度でOK。粗めに刻んだイタリアンパセリをふたつまみほど加え、最後にオリーブオイルを大さじ1加えてかき混ぜ、マリネします。そもそもマリネとは、食材に火を通し、酢やレモン汁、油で漬けこんで保存性を上げるための調理法。オリーブオイルを冷まして加えるのは、熱で風味を飛ばさないためです。
色んなキノコを合わせて楽しんでください!

きのこは強火で炒めることから始まり、味付けは焼きの状態で9割、冷まして1割とお伝えしました。この流れで、本シメジやヒラタケ、エノキなど他のキノコでも代用がききます。必ず1割の部分で味見して、足りなければ酢を足してもOK。白ワインビネガーを使うと、また違った酸味が楽しめます。ニンニクやローズマリーで香りを変えるのも良いでしょう。まずは基本から!是非とも一度、食材を揃えて作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。