洋食歴20年の料理人hiroです。今回はデザートです。まるでロイヤルミルクティーを思わせる贅沢感を感じられるパンナコッタをご紹介します。ゼラチン菓子なので、仕上がりはフルフル口溶け。普通のパンナコッタとはまた違う奥行きがあり、冷蔵庫で3〜4日持ちますのでゆっくり楽しめますよ。早速作っていきましょう。
ロイヤルミルクティー風味!アールグレイのパンナコッタの材料(4人分)
具材
生クリーム | 200g | |
牛乳 | 200g | |
アールグレイ紅茶パックでも可 | 5g |
調味料
板ゼラチン | 6g | |
グラニュー糖 | 40g |
その他
氷事前に冷凍庫で氷を作っておきましょう | 適宜 |
ロイヤルミルクティー風味!アールグレイのパンナコッタの作り方(1分動画で早回し解説)
ロイヤルミルクティー風味!アールグレイのパンナコッタの作り方
一枚一枚をふやかしたら、氷を5粒ほど入れておきましょう。冬場の水温だとそのままでも大丈夫ですが、夏場の水温だとゼラチンが溶けてしまう可能性があります。万が一のことを考えて、慣れないうちは氷を入れておくと良いでしょう。
お茶パック(紙製で茶葉が出てこないで便利です)を使用して包んでおきます。しっかりとこぼれないように包んでおきましょう。代用で、紅茶ティーパックのアールグレイを使用しても大丈夫です。
火加減に注意して!
鍋に入った生地を、「弱中火」でゴムベラなどでかき混ぜながら火にかけていきます。グラニュー糖を溶かして、沸騰直前まで生地の温度をあげていきます。これを強火でやると、鍋肌から焦げてしまい、生地に焦げ臭が付いてしまいます。
沸騰直前になったら…
火を止めて、ふやかしておいたゼラチンの水気をギュッと絞り、生地の中に入れます。
かき混ぜながら溶かしていきます。ここで再度火をつけることはNG。冷やした時にゼラチンが固まらない原因となります。
生地が熱いうちに…
用意しておいたアールグレイを、生地の中に沈めます。これで生地に香りづけしていきます。
ラップをかけよう
ラップをかけて、常温でゆっくり時間(小一時間ほど)をかけて冷ましていきます。ラップをかける際は、少し開いた状態にしておきましょう。完全に密封してしまうと、温度がなかなか下がらず、汗(周りに水分がたくさん付いてしまう現象)をかいて、蒸れてしまいます。
まだ生温かい状態なので…
生地の状態はまだ生温かく、この状態で器に流して冷蔵庫に入れてしまうと分離(冷やし固めると2層に別れる状態に)してしまいます。それを防ぐために氷水を用意してボウルを沈め、トロミがつくまで底からかき混ぜながら冷ましていきます。この時に、氷水が生地に入らないよう気をつけましょう。
まるでロイヤルミルクティーのよう!
しっかりと茶葉の香りを移した今回のパンナコッタは、口に運ぶとスッと溶けて、後味がまるでロイヤルミルクティーのような感覚があり、贅沢感があります。今回アールグレイを指定したのは、他の茶葉だとあまり合わずに美味しくなかった経験からです笑。前述しましたが、紅茶パックのアールグレイを使用するのもOKです。ティーパックだと1人前の茶葉なので、4パック以上使用することをオススメします。今回のちょっとリッチなパンナコッタ、是非ともスイーツのレパートリーに加えてみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。