お菓子研究家のkinakoです。今回は、100均の型で手軽に作れるシフォンケーキをご紹介します。シフォンケーキといえば、専用の型が必要で、あのふわふわ食感を作るには特別な技術が必要・・・と思っていませんか?実は100均で販売されている紙製の型で、しかもスーパーで簡単に買える材料だけで作れるのです!本当に簡単なレシピなので、ぜひおうちカフェメニューのひとつに取り入れてみてください!
100均型で作るシフォンケーキの材料(底15cm径のシフォンケーキ型1台分)
材料
卵 | L3個 | |
ブラウンシュガー グラニュー糖でも可 | 70g | |
太白ごま油サラダ油でも可 | 25g | |
牛乳 | 40g | |
薄力粉 | 70g | |
バニラオイル | 適量 |
100均型で作るシフォンケーキの作り方
卵は卵黄と卵白に分けておきます。卵白はボウルに入れたら使うまで冷凍庫に入れておき、冷えた状態で使います。ブラウンシュガーも卵黄用と卵白用に分けておきます。卵黄用は全体の1/3程度、卵白用は2/3程度にし、卵白用が多くなるように分けます。きっちり計量しなくても目分量で大丈夫ですよ。
ブラウンシュガーはグラニュー糖でも代用可能ですが、ブラウンシュガーやきび糖など、茶色いお砂糖を使うとコクが出るのでおすすめです。
泡立てはじめてすぐ、大きな泡で表面が覆われたら1回目の砂糖を入れるタイミングです。砂糖の1/3量を加え、再度撹拌します。
今度は泡がきめ細かくクリーミーな状態になったら、2回目の砂糖を加えるタイミングです。残りの砂糖の半量を加え、再び撹拌します。
混ぜ続けていると、混ぜた跡がつき始めるようになったら3回目の砂糖を加えるタイミングです。残りの砂糖を全量加えて再び撹拌します。
さらに混ぜるとツヤが出て、キメの細かいこんもりとしたメレンゲになってきます。ハンドミキサーを回す力に抵抗を感じたら手を止め、角が立っているか確認します。理想の硬さは角の先端が少しお辞儀する程度。混ぜ過ぎると硬くもそもそとしたメレンゲになってしまい、シフォンケーキの口当たりも悪くなってしまうので、混ぜ過ぎには気を付けましょう。
これでメレンゲの完成です。
ここからは、なるべくメレンゲの泡が消えないように手早く混ぜていきます。ゴムベラに持ち替えたら、ゴムベラを縦に入れ、底から返すように混ぜます。ボウルを回転させながらそれを繰り返し、大きなメレンゲの塊がなくなるまで混ぜます。メレンゲの塊がなくなったらすぐに手を止め、型に流します。
この状態で完全に冷めるまで放置し、冷めたらラップを被せて冷蔵庫で冷やします。冷蔵保存せず、冷めてすぐの状態でも食べられますが、冷蔵保存して一晩おくと生地が落ち着いて型から外しやすくなりますよ。
これでシフォンケーキの完成です!このまま半分にスライスしてホイップを挟んだり、表面を生クリームでデコレーションすれば、ホールケーキのように仕上げる事もできますよ。
ポイントはツヤのあるメレンゲ!
ベーキングパウダーを加えないのにふわふわのケーキになるポイントは、しっかりしたメレンゲ。このメレンゲが膨らみの素になり、シフォンケーキ特有のふわふわ生地に仕上がります。かと言って、混ぜ過ぎると硬くもそもそしたメレンゲになり、卵黄生地とうまく混ざらず、混ぜ過ぎて泡が潰れてしまいます。撹拌しながら時々硬さを見て、きめ細かくツヤがあり、メレンゲの角が少しお辞儀する程度の理想のメレンゲを目指しましょう。
いざ実食。ふわふわ食感がたまらない美味しさ!
フォークを入れると「しゅわっ!」っと音がするくらい、ふわふわしっとりの生地に仕上がりました。お口に入れるとふかふかして、優しい甘さがたまらなく美味しい。ゆるめに泡立てた生クリームとブルーベリーソースを合わせたら、まるでカフェ気分です! 切り分けたケーキは切り込みを入れ、シフォンサンドにもしました。こうすると持ち運びやすいので、差し入れやプレゼントにも最適ですよ!
100均の型で、簡単に憧れのシフォンケーキが作れます!
100均の型で、しかもスーパーで買える材料のみを使ったシフォンケーキは、それを忘れるほど完成度が高いです。ポイントさえ抑えておけば本当に簡単で手軽に作れるので、難しく思っていた方も、一度失敗して挫折した方も、ぜひこのレシピでチャレンジしてみてください!
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。