料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、おから入りのかき餅風に仕上げたおやつレシピです。おからをたっぷり生地に使うので、硬すぎない仕上がりでとても食べやすい餅のおやつです。同じ生地で2種類の生地を簡単に作れます。では早速作りましょう。
カリカリおからのかき餅の材料(4人分)
具材
生おからごま用 | 100g | |
上新粉ごま用 | 100g | |
生おから赤色用 | 100g | |
上新粉赤色用 | 100g | |
黒炒りごま | 大さじ1 | |
食紅(赤) | 添付スプーン2杯 |
調味料
しょうゆ | 大さじ1 | |
砂糖 | 大さじ2 |
その他
湯 | 320ml | |
片栗粉 | 適量 |
カリカリおからのかき餅の作り方
ごま入りレシピからご紹介します。 ボウルに生おから、上新粉、黒いりごまを入れ、湯を数回に分けて注ぎ入れます。その都度、湯で濡らした木べらで混ぜながら生地のかたさを調整します。手でこねて混ぜてもできますが、生地がくっつくので、濡らした木べらがおすすめです。生地のかたさは、粉っぽさがなくなり、全体がひとかたまりになるくらいが目安です。
生地がまとまったら、ラップをふんわり被せ、600ワットの電子レンジで3分加熱します。 加熱している間に赤色の生地を作ります。作り方はごま入りと同じで、黒炒りごまの代わりに食紅の赤色を加えます。ぬるま湯を注ぎ、しっかり練り混ぜたらラップをし、同じく電子レンジで加熱します。
食紅の分量はどうする?
食紅の分量は、商品によって添付されている計量スプーンの大きさが違うのでここでご紹介しておきます。
今回使用した食紅では、添付されていた計量スプーンは画像のようにとても小さなサイズで、耳かきくらいの大きさです。ご参考までに、使用した商品の添付スプーンすりきり1杯は約0.1g。これを2杯使用しましたので、約0.2gの分量となります。計量器によって1g以下の表示がないものもありますが、仕上がりの濃度によって分量も変わりますので、赤色を濃いめに出したい時は、各々で調整してください。
また、食紅を使用する時は、粉類とはじめから混ぜずに少量の湯に溶かしてから使うのがおすすめです。こうすることで色にムラができにくく、生地がきれいに染めることができます。
生地が冷めないうちに作業台に片栗粉を振るい、生地をのせてひとまとまりになるように整えます。 打ち粉の片栗粉のおかげで、べたつきなどを防いでくれるため、生地の形を整えながら長さ15cm程度、高さは5cm以内の大きさに伸ばし、(お好みで)かまぼこ型のようにして作ります。
生地がかたまったら、熱湯で温めた包丁で2cm幅に切り分けます。フライパンかオーブントースターでこんがり焼いて砂糖醤油につけて食べます。 切り餅のように生地が膨れてくることはないので、生地の表面にこんがり焼き色がつき、やわらかくなったら焼き上がりです。
硬すぎず、やわらかすぎない食感が食べやすい!
焼いたことで表面がカリカリになり、中はおから効果なのか、とてもやわらかい食感で切り餅とはひと味違った食感に新鮮さを感じます。本来のかき餅はカチカチの状態まで硬く乾燥させた切り餅ですが、じっくり生地を寝かせてもカチカチに硬くならず、指で押すと弾力を感じるくらいの硬さなので、包丁でも切りやすいのが嬉しいです。
今回は、焼いた後砂糖醤油につけて食べましたが、甘じょっぱい合わせ調味料が餅に染みてかき餅という表現とはちょっと違いますが、食べやすい食感なので、食べだしたら止まらなくなるおいしさです。
そして、やはり生地におからが入っている分、結構食べ過ぎても胃が重たくならないのも嬉しいところ。食べた翌日はお通じもよくなるので、体にもやさしいおやつです。
ちなみに、今回は小さめに切ったものを少量の油で焼き、塩を振ったものも作りました。油で焼くことで香ばしさも出て、焼くのとは違うおいしさを楽しめます。また、塩味との相性がよく、時間が経つとやわらかい食感に塩味が染み込んでおつまみにもおすすめです。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。