ヘルシーなのに満足感あり！鉄分も摂れる甘酢あんの豆腐ハンバーグ

1まずは乾燥ひじきを湯で戻そう

乾燥ひじきを耐熱ボウルに入れ、湯を注いで約15分程度浸けます。

ひじきが戻ったらざるにあげ、水けをきります。布巾などに入れて絞ったりする必要はありませんが、ざるに入れて軽く水けがきれれば大丈夫です。

2豆腐は水きり不要

豆腐は、購入したときに入っている容器から取り出し、水を捨てるだけで大丈夫です。改めて水きりなどする必要はありません。

3エリンギを洗わずに拭いて薄切りにしよう

エリンギは、水洗いせず、乾いた布巾や刷毛で表面の汚れを軽く取り除きます。水洗いすると、風味が落ちてしまうことがあります。

多くのエリンギに限らず、きのこ類は室内での衛生面を管理された菌床栽培なため、直接土につくことがないので、汚れや虫などがつくことがないため、水洗いの必要がありません。

反対に外で育てられている原木栽培の場合は、水分をかたく絞った布巾などで拭き取ります。

エリンギの長さを半分にし、2mm幅程度の薄切りにします。あまり薄く切りすぎるとエリンギ独特の食感がなくなってしまうので気をつけてください。

4水溶き片栗粉を用意しておこう

計量カップなどに水と片栗粉を混ぜ合わせて水溶き片栗粉を用意しておきます。

少し余談になりますが、とろみをつけるために使う水溶き片栗粉の割合で悩むことがあったら、水と片栗粉を同量用意して混ぜるのが基本です。失敗しない割合なので、覚えておくと便利です！

今回、水溶き片栗粉を使うのは調理の後半ですが、事前に用意しておくとスムーズに調理が進みますよ。

5具材をすべて混ぜ合わせる

具材をすべてボウルに入れ、混ぜ合わせます。多少豆腐の水分も出てきますが、問題ありません。

混ぜるときのコツは、手で豆腐の形をにぎり潰すようにすることです。できる限り豆腐の固形物をなくしながら、混ぜます。

豆腐の固形物が残っていると、ハンバーグの形にし、焼き始めるとそこから形が崩れ始めてきてしまうので、なめらかな生地になるように仕上げます。

6生地を小判型にしながら空気を抜いて成形する

生地がなめらかになったら、4等分に分け、1/4量を手にとり、小判型になるように形を整えます。このときに手で左右に生地を（キャッチボールのように）行き来しながら整えることで、生地の中に残った空気が抜けるので、焼いたときに形が崩れるのを防いでくれます。

もし、手に生地がくっ付きやすい場合は、両手に軽く水やサラダ油で濡らして作業するとつきにくくなります。

小判型に形が整ったら、真ん中をギュッと押してくぼみを作ります。くぼみを作ることで焼いたときに火の通りが早くなり、中までしっかり加熱され生焼き防止になります。

焼いていくうちに生地が膨らんでくぼみが浅くなるので、深めに作ります。

これを合計4個作ります。

7フライパンではじめ中火で生地を焼く

フライパンにサラダ油、生地をくっつかないように間隔を空けて並べ入れ、中火で焼きます。そのまま生地の底がこんがりきつね色に焼けてくるまでいじらず焼きます。

焼けたらフライ返しで上下を裏返し、こんがり焼けていなければ、もう少し焼き時間を伸ばします。

裏返したらフライパンにふたをし、弱火～中火にして蒸し焼きにします。

8甘酢あんを作る

蒸し焼きにしている間に甘酢あんを作ります。小鍋に甘酢あんの調味料、エリンギを入れ、中火で加熱します。

そのままかき混ぜながら酢のツンとした酸味の香りがまろやかになるまで加熱します。

一旦火を止め、水溶き片栗粉をもう一度かき混ぜてから小鍋にまわし入れます。1ヶ所に注ぎ入れるのではなく、小鍋の中で円を描くように注ぎます。

水溶き片栗粉を入れたら菜箸でググルグル混ぜ合わせ、溶き馴染ませます。

再び火を点け、かき混ぜながら任意のとろみになるまで加熱し、火を止めます。

9最後に中火にしてカリッとさせて器に盛りつけて完成！

甘酢あんができる頃に生地も火が通るので、ふたをあけ、もう一度上下を返してから中火にして表面をカリッとさせたら火を止めます。

器に盛りつけ、甘酢あんをまわしかけて完成です！

豆腐のハンバーグだけでは味が淡泊なので少し味気ないですが、とろみがついた甘酢が絡んでとても食べやすく、ほどよい酸味と甘みで箸が進みます！ また、豆腐のハンバーグに入れたひじきと甘酢あんに加えたエリンギのコリコリとした食感が気持ちよく、食べていても飽きませんよ。