料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、黒こしょうの辛みを効かせたガーリックバター醤油炒めです。鶏肉もかぼちゃも炒める時間を少なくし、蒸し焼きにすることでふっくらやわらかく、そして型崩れせずに仕上げます。バターのコクと辛みが効いたスパイシーで奥深い味の白ごはんに合うおかずです。 フライパンひとつでできるお手軽料理なのも嬉しいポイントです。では、さっそく作りましょう!
鶏とかぼちゃのガーリックバター醤油炒めの材料(4人分)
具材
鶏むね皮なし | 2枚(500g) | |
かぼちゃ | 1/4個(500g) | |
無塩バター | 20g | |
片栗粉 | 大さじ3 | |
オリーブオイル | 大さじ1 |
合わせ調味料
しょうゆ | 大さじ2 | |
白ワイン | 大さじ2 | |
にんにくすりおろし | 6g | |
粗びき黒こしょう | 小さじ1/2(1.5g) |
鶏とかぼちゃのガーリックバター醤油炒めの作り方
鶏肉を切ったら、ポリ袋に片栗粉と一緒に入れ、袋の口を閉じて袋を振って鶏肉にまんべんなく片栗粉をまぶします。袋を使うと手を汚さず、簡単に作業ができます。
こんがり焼き色が強めの焼き色でなく、軽くきつね色になるくらいで大丈夫です。
フライパンにふたをし、弱火にして蒸し焼きにします。かぼちゃから水分がかなり出てふたに水滴が付くので水を加える必要はありません。
この段階ではかぼちゃは部分的に火が通っています。再びふたをする時に硬そうなものを下にするようにします。
バターが溶けたら合わせ調味料をまわし入れ、フライパンを揺すりながら煮汁が少なくなるまで炒め煮にします。ここで木べらやお玉でかき混ぜるとかぼちゃの形が崩れてしまうので、フライパンを揺すって馴染ませるのがおすすめです。
最大のコツは粗びき黒こしょう!
黒こしょうというと、下味に使うことが多いですが、今回は調味料として使います。こうすることで黒こしょうのピリリとした辛みがしっかり食材に行き渡り、下味で使うよりしっかり味を感じられ、実はこの料理にとっての味の仕上げに欠かせない調味料となります。
そのため、鶏肉には下味をしないで調理しました。黒こしょうの味がしっかり際立つ味付けなので、二重に使う必要がありません。
いざ実食。黒こしょうのピリリとした辛みが最高のスパイス!
鶏肉にも、かぼちゃにもしっかり味が行き渡り、黒こしょうの辛みがしっかり感じられバターのコクと一緒に食欲をそそります。また、調味料に「酒」ではなく「白ワイン」を使っタコとでフワッとフルーティーな香りが口の中から鼻に抜け、洋酒ならではの風味をプラス。 鶏肉をしっかり焼かず、蒸し焼きにしタコとで鶏むねはの肉質が硬くならず、ふっくらやわらかく仕上がるのでとても食感がやさしい仕上がりに驚きます。同じくかぼちゃも蒸し焼きにしたので、型崩れすることなく、くし切りの形が保たれたまま仕上がるので、箸で挟みやすいのもうれしいです。
黒こしょうのピリリとした辛みが全体の味を引き締める
スパイシーという言葉がよく合う料理です。にんにくの風味が強調されず、黒こしょうがしっかり全面に感じられ、ちょっと新鮮な味に仕上がっています。
黒こしょうを調味料のひとつとして使っタコとで、味が残るように最後に加えタコとでバターと絡み合い、時間が経っても味が変わらず味わえます。辛みがあるので子供には少し向きませんが、お父さんのお弁当に入れたらかなり喜ばれますよ!
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。