骨付きが美味しい！鶏手羽元肉のカレークリーム煮

1まずは玉ねぎをカットしよう

まずは玉ねぎをカットしましょう。この切り方がポイントです。玉ねぎを横にして繊維を断ち切るようにカットしていきましょう。繊維を断ち切ることによって火の通りが早くなります。また、細胞が壊れるため仕上がりの食感がやわらかくなり、甘さが際立ちます。

ハヤシライスや煮込み料理にはこの切り方がおすすめですよ。料理によって野菜の切り方を変えることで美味しさが変わってきますので是非試してみてください。

2鶏手羽元肉の下処理をしよう

次に鶏手羽元肉をカットしていきます。鶏手羽元肉は骨に沿って両側に切り込みをいれましょう。切り込みを入れることによって火の通りが早くなります。また、食べるときもお肉が骨から剝がしやすくなるので食べやすくていいですね。

切り込みを入れたら塩・胡椒を揉みこんで下味をつけ、15分以上おきましょう。鶏肉は牛肉や豚肉に比べて水分量が多く、味がぼやけてしまいがちです。しっかりとすりこみましょう。

当日すぐ作りたいときは前日に塩をしてもOKです。1日おくとしっかりと下味がついて美味しいのでお時間があれば前日から塩をしておきましょう。その際は、少し塩の量を減らしてくださいね。

3鶏手羽元肉に焼き目をつけよう

下ごしらえが終わったら調理していきましょう。まず、フライパンにサラダ油小さじ1(分量外)を温め、鶏手羽元肉を両面こんがり焼きます。焼き目がついたら一度取り出しましょう。後で煮込むので鶏肉に完全に火が通っていなくてもOKです。

煮込むのに一度焼くのは面倒！と思うかもしれませんが、焼くことにより肉のうまみを閉じ込め、鶏肉の生臭さも取ることができます。このひと手間が美味しい煮込み料理を作るポイントですので、面倒でも試してみてくださいね。

4玉ねぎを飴色になるまで炒めよう

次に玉ねぎを炒めましょう。鶏手羽元肉を焼いて残った脂は旨味なので捨てないでくださいね。脂が多くて気になる方は少し拭き取ってもOKです。

この残った脂で玉ねぎを中火～弱火でじっくり飴色になるまで炒めます。焦げないように気を付けてくださいね。焦げすぎると仕上がりが黒っぽくなり、味も苦くなってしまいます。また、じっくり炒める時間がないときは、電子レンジに600Wで3分程かけてから炒めると時間短縮することが出来ます。

5鶏手羽元肉を煮込んでいこう

玉ねぎが飴色になったら、取り出しておいた鶏手羽元肉を戻し入れます。この時、お皿に残った汁は美味しい旨味なので一緒に加えてくださいね。

鶏肉を戻し入れたら、カレー粉を加えて粉っぽさがなくなるまで炒めましょう。カレーのいい香りがキッチンに充満して食欲をそそります！

次に白ワインを加えましょう。一煮立ちしてアルコールがとんだら水を加えて蓋をしましょう。中火で10分～15分程煮込んでいきます。吹きこぼれやすいので、少し隙間をあけて蓋をすると安心です。

煮込んでいる間に水が少なくなってきたら水を足してください。牛乳と生クリームを入れたらあまり煮込まないので、ここでしっかりと煮込んで鶏手羽元肉を柔らかくしておきましょう。

6仕上げに牛乳と生クリーム、塩を加えてひと煮立ち

鶏肉に火が通り、柔らかくなったら蓋をとり、牛乳と生クリーム、塩を加えましょう。ひと煮立ちしたら火を止めます。牛乳と生クリームを入れたら沸騰させないように静かに煮てくださいね。牛乳を入れてから長く煮ると牛乳の成分が凝固してしまいます。

それでは味見をしてみましょう。薄ければ塩・胡椒(分量外)で味を調えて出来上がりです。

早速温かいうちに食べてみました。鶏手羽元肉をじっくり煮込んでいるので骨からでた出汁が効いていておいしい！また、鶏手羽元肉には切り込みを入れたので身がホロホロと取れて食べやすいですね。じっくり炒めた玉ねぎも甘くてトロトロです。 カレー味ですが、牛乳と生クリームのおかげでマイルドな味わいに。お子様でも食べやすい味付けになっています。カレーが足りない！という方はカレー粉を増やしてみてください。