フードコーディネーター・ソムリエの河村祐茉です。家庭料理やワインに合うおつまみなどを日々研究しています。 今回は鶏もも肉を使って、さっぱりと食べられる鶏肉の梅トマトソースを作っていきたいと思います。梅とトマトは意外な組み合わせですよね、酸味が強そう。と思われるかと思いますが、玉ねぎの甘みも加わって美味しいソースに仕上がっています。 では、さっそく作っていきましょう。
鶏肉の梅トマトソースの材料(2人分)
具材
鶏もも | 200g | |
塩 | 小さじ1/4 | |
胡椒 | 少々 | |
玉ねぎ | 30g | |
梅干し | 2個 | |
大葉 | 4枚 | |
ミニトマト | 4個 |
調味料
しょうゆ | 大さじ1 | |
酒 | 大さじ1 | |
砂糖 | 小さじ1/2 |
鶏肉の梅トマトソースの作り方
ミニトマトはヘタをとってよく洗い、縦4つに切っていきましょう。
ミニトマトのヘタやヘタの周りには、食中毒を引き起こす可能性がある細菌が多く含まれています。ミニトマトを洗う時はヘタをとってから、ヘタ周りもよく洗いましょう。
梅は種を取り除き、包丁でたたいてペースト状にしていきます。
今回は酸味の中に少し甘みもあるソースに仕上げたかったので、はちみつ梅干しを使用しています。酸味が強いほうが好みという方は普通の梅干しを使用してください。また、梅干しは塩分濃度がそれぞれ違うためソースの味付けも味見をしながら調味料を調節してくださいね。
最後に上に乗せる大葉を千切りにカットしていきます。大葉はアクがあるため水にサッとさらしてザルにあげておきましょう。
まだ中まで完全に火が通ってないので、蓋をして15分程おいて予熱で火を通していきます。竹串をさしてみて、透明な汁が出てきたらOKです。まだ火が通っていない場合は、蓋をしてさらに5分~10分おいておきましょう。
火が通ったのが確認できたら、ゆで汁の中でそのまま冷ましましょう。ゆで汁の中でじっくり冷ますことによって、パサつかず、しっとりとした茹で鶏を作ることができます。
鶏肉のゆで汁は鶏肉の旨味が出て美味しいので、捨てずにスープなどに使ってください。冷凍もできますので時間がない日のスープストックとしても便利です。今回はソースに少し使うのでとっておいてくださいね。
玉ねぎが飴色になったらミニトマトを加えてさらに炒めていきます。酒、しょうゆ、砂糖、鶏肉のゆで汁(大さじ2)を加えて煮ていきましょう。
最後に梅を加えてサッと混ぜ合わせたら梅トマトソースの完成です。
梅干しによって塩分濃度が違うので、味見をしてみてソースが濃いようでしたら、鶏肉のゆで汁で薄めてみてください。
いざ実食。梅とトマトの組み合わせが美味しい!
早速食べてみました。玉ねぎの甘さと、梅とトマトの酸味がバランスよく、美味しく仕上がりました。梅トマトソースが鶏ももをさっぱりとさせてくれますね。また、上にのせた大葉も間違いない組み合わせです。 じっくりと玉ねぎを炒めることも甘さを引き出す重要なポイントですので時間をかけて丁寧に炒めてみてください。酸味が際立つソースも美味しいですが、酸味と甘味のバランスがよいと、より深い味わいのお料理に仕上がりますよ。
軽めの赤ワインと合わせて
梅とトマトを使用しているので、軽めの赤ワインにとっても合います。是非おうちでゆっくり飲みたいときに作ってみてください。
また、今回は鶏ももを使用していますが、鶏むねで作るとさっぱり感が増して、ヘルシーに仕上がりますよ。鶏むねでもこの作り方で茹でるとパサつかないしっとりした茹で鶏ができあがりますので、同じやり方で試してみてください。
今回は鶏ももを使って、さっぱり美味しい!鶏肉の梅トマトソースをご紹介しました。
梅とトマトが意外に合いますので是非試してみてください。
フードコーディネーター・ソムリエとして活動。料理学校の勤務時代には企業へのレシピ提案、フードスタイリング等に従事。ワインが好きで料理とワインのペアリングを日々研究中。