ナンプラーがあったらこれ！エスニック風かぼちゃの海老そぼろあん

1まずはかぼちゃをカットしよう

かぼちゃはよく洗ってから、スプーンなどで種を取り除き、3㎝角にカットします。次に写真のように角を浅くそいでいき、面取りをしましょう。

面取りをすることには2つのメリットがあります。まず、煮崩れを防ぎ、仕上がりがよくなること。2つめに、煮汁に触れる面積が大きくなることによって味がしみ込みやすくなるので煮込み時間を短縮できること。面倒な作業ですが面取りをすることで美味しいだけでなく、見た目も綺麗に仕上がるので是非試してみてください。面取りしたかぼちゃの角は刻んでスープに入れるなど活用ができますよ。

かぼちゃをカットする時、固くて怖いという方は、電子レンジで少しやわらかくしてからカットしてもOKです。

2海老の下処理をしよう

まず、海老の背わたをとっていきましょう。背わたは海老の消化管ですので、砂などが入っていることがあります。食感が悪くなったり、風味や色見も悪くなってしまうので取り除きましょう。

取り方は簡単です。海老の背中側の中央部分に竹串をさし、上に引っ張って取り出しましょう。黒い筋のようなものが背わたです。背わたが取れたら殻を剥き、塩少々(分量外)を揉みこみます。黒い汚れが出てきますので、さっと洗って水気を拭きましょう。

3海老をたたいて下味をつけよう

水気をよく拭いた海老を包丁で粗めにカットし、写真のように包丁で叩いていきましょう。フードプロセッサーに入れて攪拌してもOKですが、包丁で叩くほうが細かくなりすぎず、ところどころに身が残ってぷりぷりした海老の食感が楽しめると思います。

4かぼちゃと調味料を火にかけよう

鍋にかぼちゃと水、ナンプラー、砂糖、塩、赤唐辛子を入れます。落し蓋をして中火でじっくり煮込んでいきましょう。落し蓋がない場合は写真のようにクッキングシートで代用できます。真ん中に穴を作ってくださいね。

このままかぼちゃがやわらかくなるまで煮込んでいきます。かぼちゃは崩れやすいので火加減には注意してください。

5海老そぼろを作ろう

かぼちゃを煮込んでいる間に海老そぼろを作っていきましょう。叩いた海老をボウルに入れ、臭み取りに酒とおろし生姜を加えます。

そしてここが海老そぼろを作るときに固まらないポイント！4のかぼちゃの煮汁を大さじ2杯位入れてよく混ぜましょう。火にかける前にあらかじめ海老と液体を混ぜておくことによって海老が固まりにくく、ポロポロなそぼろを作ることができます。この方法は鶏そぼろなど他のそぼろでも使えますので、是非覚えておいてください。

6かぼちゃに海老を加えよう

かぼちゃに竹串をさしてみて竹串がスッと入ったら、先ほどの海老を汁ごと加えていきます。かぼちゃは崩れやすいのであまり触らないように、海老だけを少しずつ混ぜながら火を通していきます。かぼちゃが崩れそうでしたらここでかぼちゃを取り出してもOKです。

7片栗粉でとろみをつけたら完成！

海老が写真のように赤くなり、完全に火が通ったらかぼちゃを優しく取り出し、器に盛りつけます。分量の片栗粉を水で溶き、煮汁に少しずつ加えて混ぜます。ここでは片栗粉が固まらないように絶えず混ぜてください。ふつふつと泡が出てきて1分程混ぜたら完成です。

かぼちゃを盛った器に海老そぼろあんをかけ、パクチーをのせたら出来上がりです。

しっかりと味がしみ込んだかぼちゃと海老そぼろあんがよく絡んで美味しい！ナンプラーの独特の香りもなく、苦手な方でも美味しく召し上がって頂ける1品だと思います。 かぼちゃの煮物は出汁を入れることが多いですが、ナンプラーを入れることで出汁いらずで簡単！また、ぷりぷりの海老そぼろがいい味を出してくれていますね。エスニック風に仕上げたかったのでパクチーをのせましたが、苦手な方はのせなくてもOKです。