このページではやぎ乳のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
やぎ乳のカロリーは57kcal(100gあたり)!これってどうなの?
やぎ乳の可食部100gあたりのカロリーは、57kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1218位です。これは多い順にすると上位76%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでやぎ乳のカロリーを評価すると、54件中47位です。これは上位から87%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 57Kcal |
全体での評価 | 1218位 / 1592件中(上位76%…低い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 47位 / 54件中(上位87%…かなり低い) |
やぎ乳はカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜやぎ乳のカロリーは低いの?なにが含まれているの?
やぎ乳のカロリーは低い理由
やぎ乳のカロリーは、可食部100gあたり57kcalと非常に低いです。この低カロリーの理由について、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。
糖質が低い
やぎ乳に含まれる糖質は、可食部100gあたり5.4gと低いです。糖質はエネルギー源となりますが、やぎ乳の糖質は他の乳製品と比較しても低く、カロリーを抑える要因となっています。
食物繊維が無し
やぎ乳には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化に時間がかかり、満腹感を与えるため、カロリー摂取を抑える効果があります。しかし、やぎ乳には食物繊維が含まれていないため、カロリーが低い要因となっています。
タンパク質が低い
やぎ乳には可食部100gあたり3.1gのタンパク質が含まれています。タンパク質はエネルギー源となるだけでなく、満腹感を与える効果もあります。しかし、やぎ乳のタンパク質は他の乳製品と比較しても低いため、カロリーを抑える要因となっています。
脂質は普通
やぎ乳には可食部100gあたり3.6gの脂質が含まれています。脂質は高カロリーな栄養素ですが、やぎ乳の脂質は他の乳製品と比較しては普通の量です。そのため、カロリーを抑える要因とはなっていますが、他の要素と比較するとあまり影響を与えていないと言えます。
以上の栄養データから、やぎ乳のカロリーが低い理由は、糖質、食物繊維、タンパク質の量が他の乳製品と比較して低いためと言えます。これらの要素がカロリーを抑え、ダイエットや健康管理に適していると言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「やぎ乳」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.4g | 4 | 21.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 3.1g | 4 | 12.4kcal |
脂質 | 3.6g | 9 | 32.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「やぎ乳」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、32.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
やぎ乳は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
やぎ乳は、低糖質ダイエットに使える?
やぎ乳は、糖質量が5.4gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的と言えます。
やぎ乳の糖質量
やぎ乳は、一般的な乳飲料と比べて糖質量が低い特徴があります。糖質は、私たちが摂取するエネルギー源の一つであり、過剰な摂取は肥満や糖尿病のリスクを高めることが知られています。しかし、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、糖質量が少ない食品は非常に魅力的な存在です。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすことを目指すダイエット方法です。糖質を摂取すると、血糖値が急激に上昇し、その後急激に下がることで空腹感が増し、ついつい過食してしまうことがあります。しかし、糖質を制限することで血糖値の上下が緩やかになり、空腹感を抑えることができます。また、糖質を制限することで体内の脂肪をエネルギーとして使いやすくなり、体重の減少を促す効果も期待できます。
やぎ乳の利点
やぎ乳は、乳飲料の中でも糖質量が比較的低いため、低糖質ダイエットに適しています。また、やぎ乳には他の乳製品にはない栄養素が含まれています。例えば、やぎ乳にはカルシウムやビタミンDが豊富に含まれており、骨の健康維持に役立ちます。さらに、やぎ乳にはアレルギー反応を起こしにくいという特徴もあります。牛乳アレルギーを持っている人にとっては、やぎ乳は代替品として選ばれることがあります。
まとめ
やぎ乳は、糖質量が5.4gと比較的低く、低糖質ダイエットに少し効果的と言えます。低糖質ダイエットは、血糖値の上下を緩やかにし、体重の減少を促す効果があります。やぎ乳には栄養素が豊富に含まれており、特にカルシウムやビタミンDは骨の健康に役立ちます。また、やぎ乳はアレルギー反応を起こしにくいため、牛乳アレルギーの人にも適しています。低糖質ダイエットを実践している人や牛乳アレルギーの人にとって、やぎ乳は良い選択肢と言えるでしょう。ただし、個々の体質や健康状態によっては、医師や栄養士の指導を受けることが重要です。
やぎ乳は、低脂質ダイエットに使える!?
やぎ乳は、低脂質ダイエットに使える?
やぎ乳は、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きだが、脂質の量は控えめです。
やぎ乳の脂質量は3.6g
乳(乳飲料)の「やぎ乳」は、低脂質が3.6gでした。この脂質量は、他の乳製品と比べると少ない方です。そのため、やぎ乳を摂取することで、脂質の摂取量を抑えることができます。
やぎ乳は低脂質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、やぎ乳は低脂質ダイエットに使えるというわけではありません。なぜなら、やぎ乳には他の乳製品に比べて脂肪分が多く含まれているためです。脂肪分の多さから、やぎ乳を摂取することで逆に脂肪を増やしてしまう可能性もあるのです。
脂質の量は控えめ
しかし、やぎ乳の脂質の量は控えめです。そのため、他の高脂肪な乳製品と比べると、やぎ乳は脂質の摂取を抑えることができると言えます。低脂質ダイエットを行いたい方にとって、やぎ乳は一つの選択肢となり得るでしょう。
まとめ
やぎ乳は低脂質ダイエットにどちらかというと不向きですが、脂質の量は控えめです。他の乳製品と比べると脂肪分が多いため、脂肪を増やす可能性もあります。しかし、脂質の摂取を抑えるためにやぎ乳を選ぶことはできます。低脂質ダイエットを行いたい方は、やぎ乳を摂取する際には適量を守ることが重要です。
最後に、やぎ乳の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「やぎ乳」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 57 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 4.5 | g | |
└糖質 | 5.4 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 3.1 | g | 低い |
脂質 | 3.6 | g | 普通 |
「やぎ乳」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 88.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 13 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「やぎ乳」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 35 | mg | 普通 |
カリウム | 220 | mg | 普通 |
カルシウム | 120 | mg | 多い |
マグネシウム | 12 | mg | 普通 |
リン | 90 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 36 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 36 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.39 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
やぎ乳と同じ乳の乳飲料ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ジャージー種の牛乳 | 77 | 5.1 | 3.9 | 5.2 | (0) |
ホルスタイン種の牛乳 | 63 | 4.9 | 3.2 | 3.7 | (0) |
牛乳 | 61 | 5.3 | 3.3 | 3.8 | (0) |
低脂肪牛乳 | 42 | 5.7 | 3.8 | 1.0 | (0) |
脱脂乳 | 31 | 5.0 | 3.4 | 0.1 | (0) |
コーヒー牛乳 | 56 | 7.4 | 2.2 | 2.0 | (0) |
フルーツ牛乳 | 46 | 9.9 | 1.2 | 0.2 | (0) |
人乳 | 61 | 7.3 | 1.1 | 3.5 | (0) |
やぎ乳 | 57 | 5.4 | 3.1 | 3.6 | (0) |
赤ちゃん用ミルク | 66 | 7.1 | 1.5 | 3.6 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。