こんにちは、筋肉料理研究家Ryotaです。ボクは毎日筋トレをしながらお料理をして、コンテストに出場しながらボディメイクしています。今回作るのは、コトコト煮込んで作るミネストローネ。一手間かけることで野菜のうま味を引き出して、より風味豊かに仕上げます。では、作り方をご紹介します!
基本のミネストローネの材料(3~4人分)
具材
カットトマト缶 | 1個(400g) | |
ハーフベーコン | 2枚 | |
じゃがいもメークイン | 1個(約60g) | |
セロリ茎部分 | 1/2本(約40g) | |
玉ねぎ | 1/4個(約100g) | |
にんじん | 1/3本(約50g) | |
キャベツ | 約100g | |
にんにく | 2片 | |
オリーブオイル | 小さじ2 | |
塩コショウ | 少々 | |
刻みパセリ | 適量 |
調味料
水 | 400ml | |
顆粒コンソメ | 小さじ2 |
基本のミネストローネの作り方
今回のレシピのポイント
ミネストローネを風味豊かに仕上げるポイントは大きく分けて「食材のチョイス」と「具材の大きさを揃えること」、さらに「炒めてうま味を引き出すこと」。これらのポイントを押さえておくと、より風味豊かなスープに仕上がります。
じゃがいもは角切りにすると程よくホクホクした食感が楽しめて、あるとミネストローネをボリューミーに仕上げることができますよ。
じゃがいもはメークインがおすすめ!
「じゃがいもを煮込んでいたら、煮物やスープがどろどろになってしまった…」ということはありませんか?じつは、じゃがいもには料理によって向いている品種があり、ミネストローネのような煮込み料理には煮崩れしにくい「メークイン」がおすすめ。
逆に、加熱するとホクホクとした食感に仕上がる「男爵いも」という品種は、ポテトサラダやコロッケにおすすめです。
さらに、じゃがいもと同じように1cm角に切っていきます。
こうして下ごしらえをすることで他の食材との歯ざわりのバランスがよくなり、食感に統一感のあるミネストローネを作ることができます。
ただし、筋は絶対に取らなければならないという訳ではありません。逆にシャキッとした食感を楽しみたいときは、そのまま調理するのもおすすめです。
玉ねぎは加熱すると甘みがアップしてスープがより風味豊かに仕上がるので、ぜひミネストローネに加えてほしい食材の1つです。
セロリや玉ねぎなどの香味野菜があるとスープがより風味豊かに!
じつは、ミネストローネの具材に決まりはありません。しかし、独特のさわやかな香りを持つセロリや、加熱すると甘くなる玉ねぎ、またこのあと出てくるにんにくなどの香味野菜は、あるとスープがより風味豊かに仕上がります。
玉ねぎと同じく、にんじんも加熱すると甘みが増すので、ミネストローネにおすすめの食材の1つです。
他の食材に比べて風味は強くないものの、自然な甘みと風味はミネストローネにやさしい味わいをプラスしてくれます。
食感のバリエーションを加えてくれるのも嬉しいポイントですね。
ミネストローネは基本的に調味料が少なめのレシピなので、野菜のうま味に加えて、このベーコンの脂と塩気もスープの味を左右する重要な要素になります。
みじん切りにしましょう。
にんにく独特の香り成分は、細かく切ることで活性化。ベーコンと同じく、この香ばしい香りもスープの風味の重要な鍵を握っています。
香りが立ってきたら、具材を加えて炒めていきましょう。ベーコンの脂と塩気を野菜にしっかり絡めていきます。
煮立たせたらフタをして、弱火で15分ほど煮込んでいきます。
煮込み終えたら、仕上げに塩コショウで味を調えて火から下ろしましょう。
あらかじめ炒めてうま味を引き出しておく!
ミネストローネでありがちな失敗といえば、やはり…「味が薄い」。基本的にスープの味付けは写真のコンソメだけなので、何もせずに煮込んでしまうと煮ている間に野菜から水分が出てきて、全体的にボヤッとした風味になりがちです。
それを防ぐためにも、煮込む前にベーコンと野菜をじっくり炒めて脂を絡め、余計な水分を抜いてうま味を引き出しておきましょう。
ちょっと一手間かけて、やさしい味わいのミネストローネを楽しもう!
ミネストローネは「切って・炒めて・煮る」だけなので、意外に簡単に作れる料理。具材のチョイスや切り方、炒めてうま味を引き出すなどのポイントを押さえれば、より風味豊かでやさしい味わいのスープに仕上がります。
野菜がたっぷり食べられてヘルシーなので、お休みの日の朝食やブランチ、ダイエットにもおすすめですよ。
基本のミネストローネ、ぜひ作ってみてくださいね!
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在はパーソナルトレーナー・料理研究家として活動中。