こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。パプリカやミニトマト、おくらなどがちょっと余って困ることありますよね。そんな時は簡単に作れておしゃれな「野菜の宝石ジュレ」がおすすめです。冷蔵庫で2~3日保存出来るので、常備菜としてもおすすめ。おもてなしにもぴったりの一品です。それでは早速作っていきましょう!
彩り野菜の宝石ジュレの材料(2~3人分)
主な材料
おくら | 2本 | |
粗塩おくら板ずり用 | 適量 | |
ヤングコーン | 2本 | |
パプリカ赤 | 15g | |
パプリカ黄色 | 15g | |
ミニトマト | 3個 |
ゼリー液の材料
板ゼラチン1枚1.5g | 2枚 | |
水 | 150ml | |
固形ブイヨン | 4g | |
お酢 | 小さじ1 | |
塩 | 小さじ1/4 |
彩り野菜の宝石ジュレの作り方
板ずりが終わったら先端の固い軸を切り落とし、ガクの部分に包丁を入れてぐるっと切り取りましょう。
おくらのガクは切り落とさない方が良い
ガクの部分からザクッと切り落としてしまうと、食べられる部分が減るだけで無く、茹でた時に中にお湯が入り込んで水っぽい仕上がりになってしまいます。固い部分だけ取り除けば、栄養が外に逃げ出す事もありません。板ずり同様にひと手間ですが、是非して頂きたい下処理です。
3分茹でたらおくらを入れ、更に1分茹でます。野菜によってベストな茹で時間が異なりますが、タイマーを使って時間差で入れて行けば手間いらず。ひとつのお鍋で茹でられるので洗い物も時間の減らせますね。
茹で上がったらザルに取って、冷水でしっかり冷やして下さい。そのままにしておくと余熱でどんどん柔らかくなってしまうのでご注意下さいね。しっかり冷えたらペーパーにとって水分を拭き取ります。
茹でたおくら、ヤングコーン、パプリカもミニトマトと同じくらいのサイズにカットしましょう。全ての野菜を保存容器に入れて下さい。
ミルクパンに水と固形ブイヨン、お酢、塩を入れて中火で加熱します。固形ブイヨンなどが全て溶けた事を確認したら火を止めて、板ゼラチンを入れて下さい。入れる前には必ずギュッと水分を絞ってから入れて下さいね。ホイッパーなどでしっかり混ぜて溶かし、軽く粗熱を取りましょう。
ゼラチンを使う時は沸騰させないこと
ゼラチンを溶かす時は「沸騰させないこと」が大事なポイントです。ゼラチンを沸騰させてしまうと、固まりにくくなる性質があるのご注意下さい。固形ブイヨンを溶かす時にグラグラ沸騰してしまった場合は、火を止めて少し温度を下げてからゼラチンを入れるようにしましょう。
ちなみにゼラチンは50~60度くらいで溶けるのが一般的です。思ったより低い温度でも溶けるので、加熱しすぎに注意しましょう。
お酢が入ると酸味とうま味がプラスされます
今回のブイヨン液には隠し味として「お酢」が少量入っています。ただのブイヨンだと食べ飽きてしまう事がありますが、お酢が入ることでほのかな酸味と独特のうま味がプラスされ、食べ飽きない美味しさになりますよ。
残った野菜でおもてなし料理!ぷるんと食感が涼しげです
ちょっとだけ残った野菜を集めると、実はとってもカラフルで華やかな仕上がりになります。ひとくち食べるごとに違った味や食感が楽しめるので、最後まで飽きずに食べられますね。隠し味のお酢が効いて、とても爽やかな仕上がりです。ゼリーのプルンとした食感とひんやりした食べ心地が、食欲の無い時にもぴったり。美味しく野菜が沢山食べられて、おもてなしにもぴったりな一品になりました。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」