こんにちは!フードコーディネーターのtamaです。今回は基本の切り干し大根のレシピをご紹介します。家庭料理の定番副菜ですが、下処理や味付けを丁寧にすることでしみじみと美味しく、また食べたくなる味になりますよ。それでは早速つくっていきましょう!
基本の切り干し大根の材料(2~3人分)
具材
切り干し大根 | 30g | |
にんじん | 40g | |
油揚げ | 1枚 | |
しいたけ | 1個 |
調味料
だし汁 | 100ml | |
みりん | 大さじ2 | |
しょうゆ | 大さじ2 | |
砂糖 | 小さじ1 |
基本の切り干し大根の作り方
今回のレシピのポイント
切り干し大根の煮物は家庭料理の定番副菜ですが、切り方や油揚げの下処理など一つ一つの工程を見つめ直すことでワンランクアップした味わいになります。また、切り干し大根の戻し汁を使うことによるメリットについても詳しくご説明します。
やわらかくなったら、水分をぎゅっとしっかり絞り、ザルにあげましょう。この際の戻し汁は捨てずに残しておきます。
お好みの野菜でアレンジを楽しんで
切り干し大根の煮物に加える野菜の大定番はにんじん・油揚げですが、クセが少ないので色々な食材の追加が可能です。季節に合わせて、好みのきのこや絹さや、さつま揚げなどの練り物との相性も抜群です。
今回追加するしいたけは、香りが良いので切り干し大根をワンランクアップしてくれますよ。
しいたけは軸を取って石づきは切り落とし、傘の部分は薄切りに、軸は手で縦にさきます。軸から美味しい出汁が出るので捨てずに使いましょう。
油揚げもにんじんと同様、細切りにします。
切り干し大根もそのままだと長すぎる場合があるので、横に広げてざっくり4cm程度の長さに切ります。
にんじんに油がしっかりと回ったら、切り干し大根を加えます。菜箸でほぐしながら炒め合わせます。
続いて、油揚げとしいたけを加えてさっと炒めます。
戻し汁には栄養がたっぷり!
先ほど残しておいた切り干し大根の戻し汁もだし汁と同量(100ml)加えます。戻し汁には自然の甘みがあるため、砂糖を少なくすることができます。またビタミンやカリウムは水に溶け出やすいので、具材に汁を戻してあげることにより、栄養を逃さず摂取することができますよ。
みりん、しょうゆ、砂糖も加えて一混ぜします。砂糖は小さじ1と少なめですが、上記にある通り切り干し大根本来の甘さでばっちりバランスが取れるので心配は無用です。
水分が1/3程度まで減り、底面にうっすら汁が残る程度になれば完成です!すぐに食べても美味しいですが、一度しっかりと冷ますことでより一層味が染み込み奥深い味わいになります。
噛むほどに旨味を感じ、毎日でも食べたい味
切り干し大根の甘み、じゅわっと出汁のでる油揚げ。自然の甘みを生かしているので食べ飽きることが無く、気がつくと箸がのびていました。決して派手なおかずでは無いですが、老若男女に親しまれる味かと思います。ぜひお試しくださいね。
フードコーディネーター/料理家 元広告営業、飲食店立ち上げ〜運営歴10年。現在は2児の子育てをしながらレシピ開発やレシピコラム執筆等で活動中。安い、簡単、どこにでもある食材をキーワードに旬の食材を取り入れた簡単節約レシピを中心に紹介している。