こんにちは。フードコーディネーターの上田みえです。漁師料理として知られる「なめろう」は、千葉県の房総半島沿岸が発祥の郷土料理です。ご飯のお供やお酒のおつまみとして人気ですが、新鮮な魚と薬味、味噌を合わせてたたいて簡単に作れますよ。今回はアジを使った「基本のアジのなめろう」をご紹介します!
基本のアジのなめろうの材料(1尾分)
具材
アジ | 1尾(70g) | |
ショウガ | 5g | |
小ネギ | 5g | |
大葉 | 2枚 |
調味料
味噌 | 小さじ2 |
付けあわせ
大葉 |
基本のアジのなめろうの作り方
今回のレシピのポイント
「なめろう」は、新鮮なアジやイワシ、サンマ、サバなどの青魚や、カツオなどでもおいしく作れる魚料理です。ショウガやネギなどの薬味と味噌を合わせてねっとりするまで包丁でたたくだけ。
魚は可能であれば自分でおろすか、柵の状態のものが鮮度が保たれやすいのでおすすめです。スーパーでおろしてもらうことも出来ますし、無ければお刺身を使用しても大丈夫ですよ。必ず生食できる魚を使用してくださいね。
大葉も同じくみじん切りにしましょう。
薬味はお好みでアレンジも!
基本はショウガ、ネギ、大葉を使いますが、その他にもミョウガを加えたり、お好みの薬味を加えても楽しめます。
他の具材と混ぜる前に、ある程度細かくなるように包丁でたたいておきます。
先に調味料と馴染ませてからたたく
具材と味噌を合わせたら、たたく前に包丁で折りたたむようにしてある程度全体を混ぜ合わせましょう。たたくだけだと味噌が混ざりにくいので、先に混ぜておくことで味が均一に馴染みやすくなりますよ。
混ぜる時と同様に、再度折りたたむようにしながらたたいていきます。
魚の旨味と薬味の風味が相性抜群!ご飯もお酒も進む一品
名前の由来の通り、まさにお皿をなめ回したくなる一品。基本のなめろうの味付けは味噌のみとシンプルですが、薬味の風味と魚の旨味が感じられご飯もお酒も進むおいしさです。
包丁でしっかりたたいて、ねっとりなめらかな食感のなめろうに仕上げましょう。新鮮なお魚が手に入ったら、ぜひ作ってみてくださいね。
フードコーディネーター/料理研究家。料理講師、レシピ開発、レシピ動画制作、広告撮影などを経験し、現在は料理人ライターとしての執筆でも活動中。「特別な食材を使わない、簡単ほっこりおうちごはん」をテーマに料理の楽しさをお伝えします。