料理人hiroです。今回は基本の昆布の佃煮のレシピをご紹介します。昆布を硬くしてしまいがちですが、まずは水で茹で、仕上げる時にお酢を加えることがポイントとなります。山椒の水煮と一緒に煮て煮汁を残すことで保存は2週間ほど効く優れもの。ごはんのお供に最高の一品です。早速作っていきましょう。
昆布の佃煮の材料(10人分)
具材
出涸らし昆布 | 100g | |
山椒の水煮 | 大さじ2 |
調味料
水 | 400mℓ | |
上白糖 | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ3 | |
濃口醤油 | 大さじ3 | |
米酢 | 小さじ1 |
昆布の佃煮の作り方
今回のレシピのポイント
水で昆布を下茹でして、味付けしたあとに少量の酢で味を引き締めます。茹でることと酢を加えることで柔らかい昆布に仕上がりますよ♪
出来るだけ形を揃えてカットするようにしましょう。
まずは茹でて固い昆布を柔らかく!
昆布を湯がくことで、噛んだ時の食感が柔らかくなり、食べやすくなります。また同時に昆布の持つトロミが出てきて煮汁が昆布に絡みやすくなります。
鍋に入った昆布と水を中火にかけます。
沸騰したら弱中火にして、10分タイマーをかけましょう。
アクをすくって高品質に!
沸騰すると出てくるのがアク。アクは食材から出てくる苦味やエグ味、臭みの成分となるもので品質低下に繋がります。取り除くのと除かないとでは差は歴然。丁寧にアクをすくうようにしましょう。
強火で水分を飛ばしていきましょう。
水分を飛ばすように火にかけること5分ほど。昆布が煮汁で浸るくらいの量となりました。また煮汁にはトロミがついています。ここで火を止めます。
お酢の力でさらに昆布を柔らかく
仕上げに米酢を小さじ1加えます。酢の力で昆布をさらに柔らかい状態にして、味が引き締まり、保存性もアップします。お酢のチカラは凄いものがありますね。
ご飯のおともに最高の副菜です!
普段ご家庭で出汁をひく方は、必ず出涸らし昆布は取っておくことをオススメします。今回は昆布100gと作りやすい量で仕込みましたが、たくさんチャージして一気に仕込むのも手です。冷蔵庫保存で2週間、食べきれないようでしたらジップ袋に入れて小分けにして冷凍保存も可能です。捨てずに最後まで頂く先人の知恵ですね。是非とも常備品として昆布の佃煮を作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。