こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。今回はワインやビールのお供にぴったりな「甘くないクッキー」をご紹介します。アーモンドやチーズを生地に練り込めばちょっと大人の味。サクサクとした食感としょっぱい味が止まらない美味しさです。それでは早速作っていきましょう!
大人のアーモンドチーズクッキーの材料(3~4人分)
材料一覧
バター | 60g | |
薄力粉 | 100g | |
粉チーズ | 40g | |
グラニュー糖 | 15g | |
塩 | 3g | |
溶き卵 | 1/2個分 | |
アーモンドダイス | 30g |
大人のアーモンドチーズクッキーの作り方
冷たいまま使うとバターの風味がアップ
バターを溶かして使うと「サクサク」っと軽い食感のクッキーになりますが、溶かした時にバターの風味が逃げて香りが弱くなってしまいます。今回のクッキーはバターの香りを効かせたいので、是非冷たい状態で使って下さい。固い状態のバターは生地と混ざりにくいので、細かくカットして下さいね。
角切りだったバターが小さな粒状になり、粉類と均一に混ざった状態になれば大丈夫です。
アーモンドダイスの食感が楽しい
カリカリっとしたアーモンドダイスの食感がクッキーの良いアクセントになります。アーモンドダイスは皮を取り除いてダイス状に加工してある商品です。製菓材料売り場で購入出来ますが、もし無ければ無塩のアーモンドを包丁で粗くカットして加えても大丈夫です。
その他、くるみや松の実、カシューナッツなどで代用しても良いですね。
生地に直に触るのでは無く、ラップで包みながら形を整えていきます。
ある程度棒状に整えたらラップで包み、クルクルと転がしながら太さを整えて下さい。
均一な太さに整ったら両端のラップをねじり、しっかり空気を抜いて下さい。そのまま冷蔵庫で1~2時間ほど休ませて下さい。
生地を休ませるとメリットがいっぱい
生地を休ませる事で、バターがしっかり固くなってカットしやすい状態になります。また、オーブンに入れる時にバターが柔らかい状態だと、焼き初めてすぐに溶けてしまい形が広がった(ぐちゃっと潰れた)焼き上がりになります。
混ぜている時に出たグルテンも休ませる事でほぐれて、サクッと軽い食感のクッキーに仕上がりますよ。
チーズの香りとアーモンドの食感がたまらない美味しさ!
チーズの香りやアーモンドの食感、そして適度な塩味が堪らない美味しさです。いつものクッキーとはひと味違う、大人が楽しめる味になりました。
冷たい状態のバターを混ぜ込んだ事で、バターの風味がダイレクトに感じられます。生地を休ませた事でグルテンがほぐれて、サクッと歯切れの良い食感に仕上がりますよ。おやつとしても、ワインやビールのお供としても、色々なシーンで楽しめますね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」