料理人hiroです。今回は基本の紅白なますのレシピをご紹介します。味を濃くしてしまったり、水っぽくしてしまいがちですが、決まった量の大根と人参に決まった量の塩をして、両手でギュッと水を絞ることがポイントとなります。ゆずの香りが心地よく優しい味付けです。正月料理に是非!早速作っていきましょう。
紅白なますの材料(4〜5人前)
具材
大根 | 500g | |
人参 | 50g | |
白ごま | 大さじ1 |
調味料
塩 | 小さじ2 | |
上白糖 | 大さじ1.5 | |
米酢 | 大さじ1.5 | |
ゆずジュース | 大さじ1.5 |
紅白なますの作り方
今回のレシピのポイント
決まった量の大根と人参を決まった量の塩で塩もみした後、水気をしっかり取って、味を入れていきます。繊維に沿ってカットすることで歯応えを残すことができます。
重ねた大根を一気に繊維に沿って細切りにしていきます。
全てカットしたら、大きめのボウルに入れておきましょう。
繊維に沿ってカットすることで食感を残せる!
この後に塩をふって脱水させるんですが、当然ながらしんなりとします。繊維に沿ってカットすると、なますとして食べた時にパリポリとした歯応えのある食感になりますよ♪
味を入れるのに必要な「塩もみ」
紅白なますは漬物の作り方に似ています。塩を加えて余分な水分を出すと、水分を出した分だけ味が含みやすくなります。
大根と人参に決まった量の塩を加えないと味が薄くなったり、あるいは塩気が強すぎたりしてしまいます。必ず決まった量で塩梅よく塩もみしましょう。
よく混ぜておきましょう。今回の紅白なますの合わせ酢になります。ゆずの香りがとても良い仕上がりとなります。市販のゆずジュースでなく、ゆずの果汁を生で絞ってもOKです。
水っぽくなってしまう原因は水絞りが不十分だから
ここでギュッと水気を絞らないで合わせ酢に加えてしまうと、当然ながら水っぽい仕上がりとなり味が入らずにボケた印象になってしまいます。きっちりと水気を切ることで、大根と人参に味が入りやすくなるので、丁寧に水切りをしておきましょう。
これが大根と人参から出た余分な水分です。これが水っぽくさせてしまう原因なんですね。しっかりと除いておきましょう。
おせちに作りたい紅白なます
かつては生魚と大根、人参を酢漬けしたことから「なます」という名前になりました。今では大根と人参の紅白が、平安と平和を願う心が込められており、細切りにして紅白の水引きを模っています。おせち料理にゆず釜(ゆずの身をくり抜いた器)の中に紅白なますを入れて提供されるのをよく見ますね。旬が重なるゆずとの相性は抜群なんですね。
特に難しいことはありません。是非とも基本の紅白なますを作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。