
料理人hiroです。今回は基本のかぼちゃの煮物のレシピをご紹介します。形が崩れてグズグズに煮てしまいがちですが、皮面を下にして強火で味を重ねて、余熱で味を含ませることがポイントとなります。固いかぼちゃですが意外と早く火が入ります。レンチンなしで調理すると確実性が増しますよ。早速作っていきましょう。
かぼちゃの煮物の材料(4人分)

具材
かぼちゃ | 600g(正味) | |
出汁昆布 | 3cm×3cmほど |
調味料
水 | 300cc | |
塩 | 小さじ1/3 | |
上白糖 | 大さじ2 | |
酒 | 大さじ1 | |
みりん | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ1 |
かぼちゃの煮物の作り方
今回のレシピのポイント
カットして成形したかぼちゃの皮を下にして、強火にかけます。水と調味料で味を重ねて、「放っておく」ことで自然と味を含み形が崩れず煮上がります!

かぼちゃをひと口大の大きさに乱切りにします。

綿のような部分はキレイに形を残すためトリミング!
カットした後に、種の部分についていた綿っぽい部分を薄くトリミングします。煮る時にこの部分が溶けて、仕上がりが悪くなるからです。可食部分ではあるので、捨てずに味噌汁の具などに入れると良いでしょう。

形が成形されたカットかぼちゃ(正味600g)となりました。

皮面を下にして、強火で一気に火入れ!
昆布出汁の量はかぼちゃが少しかぶる程度。強火で一気に火入れすると、かぼちゃから水分が出て蒸し煮の状態となります。

竹串がスッと入ればOK!
竹串がスッと入らない場合は、再度落とし蓋をかけて、1分ごとにチェックしてみましょう。タイマーをかけて10分もしないうちにかぼちゃに火が入ります。
あまり火にかけすぎると煮崩れを起こしてしまうので何度かチェックするようにしましょう。

形を崩さないよう落としブタして「余熱」で火入れ!
煮るときは返したりせずに終始皮面は下のままでした。これで十分火が入り、煮崩れせずに味が入っていきます。余熱でゆっくりと温度を下げながら味を含ませることで、かぼちゃの身もキュッと締まるんですね。
ホックリと仕上がって、甘さもちょうど良いです!

はじめは昆布出汁でかぼちゃを柔らかく煮て、その後に調味料を足して余熱で味を入れていくという2段階工程で、形が崩れることなく仕上げることができます。途中で上白糖をまぶすことで保湿効果が保て、ほんのり甘く柔らかいかぼちゃとなります。
煮崩れないかぼちゃは見ても食べても美味しいですね♪是非とも調理工程を意識して、煮崩れないかぼちゃの煮物にトライしてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。