
フードコーディネーターの内田有紀です。今回はさつまいも料理の定番、基本の大学芋のご紹介です。たれの作り方をマスターしてしまえば、ほくほくの甘じょっぱい大学芋がおうちでも楽しめます。コツを覚えてしまえばとても簡単なので、ぜひお試しください。
基本の大学芋の材料(4人分)

主な材料
さつまいも | 250g | |
揚げ油 | 適宜 |
調味料A
酒 | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ2 | |
砂糖 | 大さじ2 | |
しょうゆ | 小さじ1/2~1 | |
黒ゴマ | 大さじ1 |
基本の大学芋の作り方
今回のレシピのポイント
カリカリほくほくの大学芋をおいしく作るポイントは、きれいな油でじっくりと揚げること、たれをちょうどよいタイミングまで煮詰めること、熱いうちにたれに絡めることの3つです。ぜひお試しください。

さつまいもは乱切りにしましょう。乱切りにすると側面が均等に広くなるので、火の入り方が均等になります。今回のように素揚げにするときや、煮物にするときによく使う切り方です。さつまいもをくるくる回しながら、斜めに切っていきましょう。
乱切りが向いていますが、コロコロに切ってお子様向けに作ってもおいしいですし、お弁当にも入れやすくなりますよ。
さつまいもはきれいな油でじっくり揚げる
新品のきれいな油で揚げましょう。野菜の素揚げは油のにおいを吸いやすいので、何かを揚げた次の油だとにおいが移ってしまいます。
また油自体も酸化してしまい、かりかりに仕上がりません。きれいな油を170度に温め、調理していきましょう。

中火にかけていきましょう。水分量が少ないのであっという間に沸騰してきます。焦げないようにフライパンを動かしながら加熱していきましょう。火にかけたてはまだまだ泡が小さく、照りもありません。

しばらく火にかけていると、急に泡が大きくなってきます。ここが見極めるポイントです。一度泡が大きくなり、また小さくなってきます。また照りも出てきて、つやっぽくなります。
一度泡が大きくなって、再度小さくなったらすぐに火を止めます。焦げる直前まで煮詰めることで、たれに照りとコクが出ます。
たれは焦げる直前のタイミングまで待って火を止める
火にかけはじめは小さい泡、一度大きな泡になり、再度小さな泡になったらすぐに火を止めます。このタイミングが少し難しいのですが、照りが出てコクのあるおいしいたれが出来上がりますよ。
さつまいもとたれは熱いうちに絡める
さつまいもを揚げながらたれを作ると、時短で作れますよ。両方が熱いうちに和えることで味がなじみやすくなります。
かりかりほくほくのさつまいもと、甘いたれがよく合う基本の大学芋の完成

かりかりほくほくのさつまいもは、きれいな油でじっくり揚げることでおいしく仕上がります。また、たれは焦げる寸前のタイミングを見極めて煮詰めることで、コクと照りのあるおいしいたれが完成します。
コツさえつかんでしまえばとても簡単なので、ぜひ基本の大学芋、お試しください。
フードコーディネーター、調理師として活動中。企業お料理教室のレシピ開発、カフェ等でのメニュー開発、保育園給食調理の実績あり。幼児食インストラクターを活かし、親子で楽しめるレシピを目指しています。