料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する「基本のきゅうりの酢の物レシピ」は、プロ級においしく作ることができる副菜料理です。合わせ調味料の配合がとても簡単で覚えやすいのが嬉しい一品です。和食の中でも馴染みのある料理だからこそ、覚えておきたい副菜です。では早速作りましょう。
ツンとしない基本のきゅうりの酢の物の材料(2人分)
具材
きゅうり | 1本 | |
乾燥わかめ | 5g |
調味料
砂糖 | 大さじ1 | |
酢 | 大さじ1 | |
しょうゆ | 小さじ1/4 | |
塩 | 小さじ1/2 |
その他
塩 | 小さじ1/4 | |
白いりごま | 小さじ1 |
ツンとしない基本のきゅうりの酢の物の作り方
今回のレシピのポイント
きゅうりの酢の物を上手につくるポイントはズバリ、2つ。きゅうりの扱いと酢の分量。この2つのことを気をつけるだけでプロ級に近づけることができます。きゅうりは2mm幅に切り、塩揉みをする、酢は砂糖と同量にすることで、簡単においしい味に仕上がります。
きゅうりは2mm幅がちょうどいい!
きゅうりの酢の物を作る時、2mmくらいがちょうどよいと考えます。このあと塩もみをした後に歯応えが残るか、それともやわらかくなりすぎるかで酢の物の食感が左右されてしまうからです。
そこで大切なのがきゅうりの幅です。この2mmという厚みは塩もみ後、余分な水分が出てもきゅうりらしい歯応えを残してくれるからです。2mm幅を定規で几帳面に測る必要はなく、切ってきゅうりの断面の向こう側がうっすら見えるくらいを目安にしましょう。
3mm幅では、パリッとした歯応えは残っても、やや厚みがあるため箸で挟みにくく感じることがあります。
きゅうりから出た水分です。たった1本からでも大さじ1強くらいの水分が出てきます。 きゅうりに塩を振ることで、きゅうりの奥に含まれている水分が浸透圧によって染み出てきた証拠です。浸透圧と難しそうな言葉を使っていますが、簡単に言うと、きゅうりの脱水をした、ということになります。 水分を出したことで、合せ調味料で和えた時に逆にきゅうりの中へ味が染み込みやすくなります。
きゅうりの歯応えと甘酢が和食らしい副菜の一品
やさしい食感のきゅうりとツルッとした歯応えのわかめが甘酢調味料に漬け込まないのにしっかり馴染んで、簡単に作れてうれしい一品。
和食の副菜らしい簡単な箸休めメニューであるものの、これだけでもしっかり料理として存在感があります。
甘酢の酢がツンッとしないので、子供も食べやすいです。切って和えるだけの料理なので簡単にできるため、料理初心者のかたにも作りやすいです。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。