洋食歴20年の料理人hiroです。ラタトゥイユはフランス語で「野菜のトマト煮」を指します。今回は茄子をメインにトマト缶を使った洋前菜を作ります。茄子の形を残すにはどうするか工程を意識しながら、短時間仕上げ!出来立て以上に、冷めたらもっと美味しいラタトゥイユ。ワインのご用意を!早速作っていきましょう。
茄子のラタトゥイユの材料(2人前)
具材
茄子 | 3本 | |
玉ねぎ小 | 1個 | |
ニンニク | 2片 | |
ベーコンスライス | 40g | |
ブラックオリーブ種なし | 6粒 | |
ケッパー | 8g | |
唐辛子 | 1本 | |
ローリエ | 1枚 | |
トマトホール缶ダイス | 1缶(400g) |
調味料
米油サラダ油でも可能 | 大さじ2 | |
塩 | 適量 | |
黒胡椒 | 少々 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
白ワイン | 大さじ2 | |
水 | 適量 |
茄子のラタトゥイユの作り方(1分動画で早回し解説)
茄子のラタトゥイユの作り方
模様をつけた茄子を2cm幅に輪切りにします。
輪切り後の茄子は、水にさらしておきましょう。アク抜きと、切り口からの変色を防いでくれます。10分ほどつけておくと良いです。その後は、ザルにあげて水気を切っておきましょう。
ニンニクはまな板と包丁でサンドして手の平に体重をかけ、「ブツッ」と音がするまで潰します。潰しニンニクと言うのですが、ほんのりと香りを出したい時、そして具材として食べたいときによく使うやり方です。
ベーコンスライスはまとめて、大きく短冊切りに。玉ねぎ同様、存在感を出します。
ブラックオリーブは、1個を3等分の輪切りにします。
ポコポコと油が跳ね出したら弱火に。じっくりと潰しニンニクに焼き色がつくまで揚げ焼きにして、油にニンニクの香りを移していきます。 5分ほどするとニンニクに焼き色がつきますので、油を切りながら器に取っておきましょう。揚げニンニクは立派な具材となりますよ。
茄子の片面に塩と黒胡椒を少々。下味をつけて焼き色をつけていきます。
茄子を返す返す焼くこと5分ほど。十分に油を吸った茄子は焼き色もついて、これだけでも美味しそうなくらいです。火を止めて一度器に取っておきましょう。余熱でさらに火が入り柔らかくなります。
白ワインで色止めと風味付け
白ワインは焦げ防止となり色止めの役割と、爽やかなブドウの風味をプラスしてくれます。
今回のラタトゥイユソースとなります。一度沸騰させたら、弱火にして塩、黒胡椒を少量加え、7〜8分煮込んでいきます。
酸味を和らげるには上白糖一択!
7〜8分煮込んだ後に、必ず一度味見してみてください。これはトマト缶にもよるのですが、物によっては酸味が強く感じられるものがあります。ラタトゥイユは「酸」と「甘」のバランスが良いと重宝される前菜。酸が強ければ、上白糖(分量外)を少量加えると酸が和らいで食べやすくなります。
香草を加えるとなお美味しいです!
今回、ご紹介したラタトゥイユはシンプルなものですが、これに香草のバジルをプラスするとなお美味しくなります。一緒に煮込むよりは、盛り付け後に添えて食べるのがよりカラフルとなって、オススメです。
トマトと茄子はとても良い夏らしい組み合わせ。温かくても、冷たくても美味しく頂ける前菜。冷蔵庫保存で3〜4日、日持ちします。是非とも食のレパートリーに加えて、おしゃれにワインと共に楽しんでみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。