料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、そうめんをカニカマに巻いて揚げる一風変わったから揚げです。カリカリ食感のそうめんに甘さとやわらかさのカニカマの組み合わせはまさに極旨から揚げです。スナック感覚で楽しめます。では、早速作っていきましょう。
カニカマのそうめん巻きから揚げの材料(2人分)
具材
カニカマ | 20本 | |
そうめん | 100g |
その他
薄力粉 | 小さじ2 | |
レモン | 適量 | |
サラダ油 | 適量 |
カニカマのそうめん巻きから揚げの作り方
マスキングテープで止めると便利!
20束ずつに分ける時、マスキングテープを使うと便利です。例えば、たこ糸では湯で戻した時に取れてしまい、せっかく束ねたものが分からなくなってしまうため、清潔なマスキングテープ(できれば色付きがおすすめです。白色では、そうめんと同色で見えにくくなるため)で固定することで、乾燥状態ではきれいに束ねることができ、湯で戻した時にはスルッとはがれやすく、扱いやすいのです。
束ねたそうめんをバットに入れ(ない場合は、そうめんが収まる大きさのフライパンで大丈夫です)、熱湯をそうめんが浸る程度注ぎ入れます。 そうめんのパッケージ書かれているゆで時間の半分くらいの時間浸します。時間は半分ですが、そうめんがやわらかくなればよいです。(完全に戻っていなくても大丈夫です) そうめんがやわらかくなったら湯を捨てます。すべて捨ててしまうと、そうめんが乾燥してかたくなり、そうめん同士がくっついてしまうので、バットの底に湯が軽く残る程度残します。
そうめんは、曲がるくらいに戻す
そうめんの浸し時間は、パッケージに書かれてあるゆで時間の半分くらいと書きましたが、今回使用したそうめんのゆで時間は2分。そのため、1分程度湯に浸しただけでも菜箸でつまんで持ち上げるだけでこのようにかなりやわらかくなります。もし、持ち上げてみてまだ硬さが残るようであっても、バットに少し湯を残してあるので、自然とやわらかくなります。
そうめんをカニカマに巻きます。マスキングテープをはずし、カニカマの端からくるくる回転させながら巻きます。巻く時、そうめんの束を崩さず、ひと固まりのまままくことで、カニカマにきれいに巻くことができます。 少しきつめに巻くのがコツですが、きつすぎるとそうめんがちぎれてしまうので、やさしく引っ張りながら巻きます。巻いている時にそうめんの水分が付いてカニカマに振るった薄力粉に粘り気が出てきますが、この粘り気こそが糊代わりになり、しっかり固定してくれます。 これを合計20個作ります。
カリカリそうめんとほんのり甘いカニカマが好相性!
これは新感覚のおつまみ!そうめんのカリカリ食感がカニカマのやわらかさと甘さをさらにおいしくする!
カニカマらしいやわらかさはそのままに、加熱することで甘みが増しています。
しっかり巻かれたそうめんがカリカリ食感に仕上がっているのでかなり歯ごたえもよく、食べやすい仕上がりです。
このカリカリになるのは、そうめんの原料に含まれる小麦粉が理由です。一般的な鶏のから揚げでも、衣に小麦粉(薄力粉)をまぶしますが、そうめんを巻くことも同じ原理です。
さらにそうめんは1本1本すでに細長い形になっているので、形が崩れることなく、細長い形のまま固まり、カリカリになります。
お好みでレモン汁を絞って食べるのもおすすめです。さっぱりとした酸味がひと味違ったおいしさになります。もし、レモンがない場合は、軽く塩を振っても塩気が増しておいしいです。
おつまみにもおすすめですが、おやつにもどうぞ。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。