洋食歴20年の料理人hiroです。今回は厚切りベーコンの存在感を生かした料理です。ビールのご用意を!難しいならごはんのご用意を!ジャガイモと一緒に炒めるジャーマンポテトを日本人向けに和に仕上げました。ポテトは切り方と火入れにポイントがあり、短時間で仕上げます。それでは早速作っていきましょう。
和風ジャーマンポテトの材料(2人分)
具材
ベーコンブロック | 100g | |
じゃがいも | 3個(正味450g) | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
ニンニク | 2片 | |
パセリ過去記事「釜揚げしらすとキャベツのスパゲティ」に刻み方などを載せております | 適量 |
調味料
米油サラダ油でも可 | 大さじ2 | |
塩 | 少々 | |
黒胡椒 | 少々 | |
酒 | 大さじ1 | |
薄口醤油 | 大さじ1 | |
粒マスタード | 適量 |
和風ジャーマンポテトの作り方(1分動画で早回し解説)
和風ジャーマンポテトの作り方
玉ねぎは1cm幅のくし切りにします。
ニンニクは細かくみじん切りに。
水洗いしたジャガイモは、ピーラーで皮を剥いで、水をはったボウルの中へ。カットする際は、縦半分にカット後、厚さ1cmほどの半月切りにカットします。短時間でホクホク、かつ存在感を生かせるサイズのカットです。
ジャガイモはカット後も水につけておこう
水につけることで、表面の澱粉を洗い流し、カット後の断面変色を防いでくれます。
中火にして、一緒に炒めていきましょう。玉ねぎの甘みを引き出し、ニンニクの香りも立ちます。焦がさないように気をつけて炒めるようにしましょう。
炒めものをバットにあけておこう
中火で炒めて、全体に色がついたところでバットにあけて休ませておきます。余熱でも火が入るので、多少焼き色が若くても大丈夫です。焦がしてしまうと台無しになってしまうので、気をつけるようにしましょう。またフライパンは洗わずにそのまま使用します。
水を切ったジャガイモを並べて、一度中火でジャッジャッとフライパンを煽ってジャガイモ表面に油をコーティングします。ジャガイモは時間が経つと油を吸収してしまうため、先にコーティングして油を足さずに焼いていくのです。その後に、少し強めの塩と黒胡椒を少々。片面だけでOKです。
フタを閉めて弱火にしたら、3分タイマーをかけます。
タイマーが鳴ったら、フタをあけて中火に。フライパンをあおって、ジャガイモがフライパンにくっつかないようにゴロゴロと転がします。
ビールにごはんに合う万能おつまみです!
酒と薄口醤油で仕上げるので、ごはんがススムおかずであることはもちろん、ビールのおつまみにも最適です。粒マスタードを少しつけるだけで洋のアクセントとなるので、一度に二度美味しい一皿となります。厚切りベーコンとジャガイモは存在感を活かすために切り方や火入れに工夫を要しますが、ゴールに向けて短時間で丁寧に作るにはどうするかを事前に考えると、調理することがより楽しくなりますね。やみくもに炒めるのではなく、順序立てて火入れすることが大事ですね。こちらの料理は冷めても美味しいおかずとなります。お弁当にも是非つけてあげて下さい。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。