料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、そのまま食べてもおいしいプロセスチーズをフライにして外はサクサク、中は加熱することで濃厚な味に変わるレシピです。調理の前にチーズにひと工夫することで、加熱しても溶けないチーズに変身させます。では早速つくりましょう!
6Pチーズが余ったら!簡単アレンジ「プロセスチーズのフライ」の材料(2人分)
具材
プロセスチーズ | 6個 | |
卵 | 1個 | |
薄力粉 | 大さじ1・1/2 | |
ドライパン粉 | 大さじ3 | |
ドライパセリ | 小さじ1/2 |
その他
水 | 大さじ1 | |
サラダ油 | 適量 |
6Pチーズが余ったら!簡単アレンジ「プロセスチーズのフライ」の作り方
パン粉の種類はさまざまですが、今回使用するパン粉は、細目のように粒が細かい状態のものを選びます。購入時に細目タイプなら問題ありませんが、大粒のパン粉であれば、保存用袋などに入れ、麺棒で押し潰しながら細かくします。フードプロセッサーがあれば、使用して構いません。
薄力粉は振るいにかけてから使う!
薄力粉を溶き卵に混ぜる前に、一度振るいにかけます。薄力粉は細かいかたまりができやすく、そのまま混ぜ合わせるとそのかたまりが残り、卵液の中で白い粒々が浮いてしまい、具材を加えた時にくっついてしまうため、それを避けるために振るいにかけます。
溶き卵を入れたボウルに直接薄力粉を振るいながら加えることで、手間も洗い物もなくできます。
最後に振るい器(もしくは網目の細かいざるでも可能)に小さなかたまりが残るので、木べらなどを使い、こすりながらボウルに振るい入れます。
振るいにかけて細かくなった薄力粉は、溶き卵と馴染みやすく、きれいな卵液ができあがります。
冷凍室で凍らせておいたチーズを卵液にしっかり絡め、続いてドライパセリを加えたパン粉をまぶします。 フライ料理をするとき、パン粉の前に卵液に絡める理由は、ひと言でいうと、パン粉(衣)を加熱した時にはがれにくくするためです。 一般的なフライ料理では薄力粉の次に溶き卵にくぐらせ、最後にパン粉をまぶすことで、パン粉がはがれにくくしています。今回の料理では、薄力粉と溶き卵をひとつにまとめ、卵液にすることで同じ役割をもっています。少し粘りっけが出るので、水を少量加えて調整しています。
にんにくパウダーを加えてアレンジ!
あれば、パン粉ににんにくパウダーを小さじ1/2程度を加えるのもおすすめです。主張しすぎないにんにくパウダーの分量ですが、加熱することでパンチのあるおいしさになります。ノーマルな味とにんにく味の2種類を楽しめます。 すりおろしたにんにくでは、パン粉がかたまりやすいので、パウダー状のものを使います。
加熱したチーズの濃厚さに止まらなくなるおいしさ!
外はカリッカリのパン粉、中はトロリとやわらかいチーズの濃厚なおいしさに思わずため息が出てしまうくらい、止まらなくなるおいしさです。使用したプロセスチーズは、スーパーで見かけることが多い「6Pチーズ」なのですが、そのまま食べても十分おいしいチーズを、フライにして食べることで同じチーズとは思えないくらい、味が濃くなりおつまみにおすすめの仕上がりです。
(あれば)レモン汁を少量垂らすのも酸味が加わり、おすすめです。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。