大さじ調味で白ごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回は話題の「さば缶」を使ったアラビアータのレシピをご紹介します。さば缶が人気なのは何といっても手に入りやすさとそのおいしさが理由です。 缶詰にされたさばは骨までやわらかく、とても食べやすいので調理もシンプルで十分おいしくできます。トマトソースにさばの旨味がしっかりにじみ出ているので、調味料も少なくて済みます。味の決め手はさばなので、ぜひ水煮缶の漬け汁もそのまま使ってくださいね。 では、さっそく作りましょう!
サバ缶のアラビアータの材料(2人分)
具材
サバ水煮缶詰 | 380g(2缶) | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
にんにく | 2かけ | |
赤とうがらし | 2本 | |
パルメザンチーズ | 24g | |
スパゲッティ | 180g | |
オリーブオイル | 大さじ3 |
トマトソース
カットトマト缶 | 内容量400g | |
塩 | 1.5g | |
粗びき黒こしょう | 少々 |
仕上げスパイス
ドライパセリ | 少々 |
サバ缶のアラビアータの作り方
玉ねぎがしんなりしてきたら赤とうがらしを加え、さらに炒めます。玉ねぎがこんがりきつね色に変わり、赤とうがらしの辛みが移るまで炒めます。
赤とうがらしをはじめから入れないのは、焦げやすいためです。赤とうがらしが焦げると苦くなり、味が悪くなるので、玉ねぎに火が通ってから加え、炒め合わせながら辛みを玉ねぎに移すイメージで調理します。
最大のコツはサバの水煮をそのまま使う!
サバの水煮缶に使われているサバは、骨までとてもやわらかく煮込まれているのでそのまま使うことができます。トマトソース調味料と煮込むことで、サバが持つ独特の風味が和らげ、まるでツナ缶のような味になり、とても食べやすくなります。
サバのもつ独特の香りが煮込むことで食感も変わります。
いざ実食。トマトのさっぱり感とサバの味わいがおいしさを引き立てます
サバが意外に存在感を主張しないので、とても食べやすく、あまり細かくほぐさなくてもホロッとした食感でスパゲッティによく絡みます。味付けがとてもシンプルなのに味に深みがあるのがサバのおかげ。にんにくと赤とうがらしの辛さが強すぎないので、とても食べやすいのひと言。玉ねぎを炒めすぎないで使っているので、甘みがほのかに感じられ、フォークが止まらないくらい、格別な仕上がりです。
サバ缶を使うことで調味料が少ないのに旨味たっぷり!
サバ缶をそのまま詰まったアラビアータは、辛みの赤とうがらしやにんにくが主張し過ぎず、サバから出る旨味がしっかりトマトソースに染みだすのでとても食べやすい仕上がりです。普段はサバを食べないかたも、サバ缶を使うことで骨まで食べることができるのでカルシウムもしっかり摂ることができますよ。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。