大さじ調味で白ごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回ご紹介する料理は、ホクホク食感がおいしいかぼちゃをたっぷり使ったガーリックバター味のおかずです。かぼちゃも鶏肉も蒸し焼きにして中まで火を通すので、かたくならずに済みます。 加熱時にバターをしっかり馴染ませてから調味するので、調味料が馴染みやすく、そして絡まりやすいので味がまだらになることはありません。 フライパンひとつでできる手軽さもうれしい、スピードおかずです。 では、さっそく作りましょう!
かぼちゃと鶏むねのガーリックバター炒めの材料(4人分)
具材
かぼちゃ | 1/4個 | |
鶏むね | 2枚(470g) | |
バター | 30g | |
片栗粉 | 30g | |
サラダ油 | 大さじ2 |
下味
塩 | ふたつまみ |
下味
黒こしょう粗びき | 小さじ1/2 |
合わせ調味料
しょうゆ | 大さじ2 | |
白ワイン | 大さじ2 | |
にんにく | 1かけ | |
水 | 大さじ1 |
かぼちゃと鶏むねのガーリックバター炒めの作り方
続いて片栗粉を振るい入れ、同じように袋の口を閉じ、振り混ぜて鶏肉に片栗粉をしっかりまぶします。
これくらいしっかり片栗粉をまぶします。片栗粉の量が足りないようでしたら、追加で入れ、粉をしっかりまぶします。
かぼちゃを並べ入れたら弱火~中火にし、ふたをして6分蒸し焼きにします。その間はふたを開けず、待ちます。
6分経ったらふたを開け、つまようじをかぼちゃの刺してスッと通れば火が通った証拠です。まだ少しかたいようでしたら、再びふたをして1分追加で蒸し焼きにします。
ここでかぼちゃを事前に電子レンジ加熱してからフライパンに加えればよいのでは?と思われるでしょうが、一度電子レンジ加熱してから加えると、どうしてもやわらかくなった状態のかぼちゃがさらに火が通りやわらかくなりすぎてしまうため、電子レンジ加熱はしません。ホクホク感を残す場合は、電子レンジは使用しないのがおすすめです。
いざ実食。隠し味のにんにくが効いておいしい!
バターのコクと調味料が合わさった中に、隠し味のにんにくが効いてとても食べやすい仕上がりです。バターを加えすぎるとくどさが出てしまいがちですが、にんにくのスパイシーさがそれを上手に引き上げ、しっかり味が染みて白ご飯に合います。 鶏肉も衣の片栗粉がほどよくたれに馴染んで溶け、トロリとした食感になり、味が染みた衣に下味で加えた黒こしょうのパンチのある味が噛めば噛むほど味わい深く感じ、鶏のから揚げとはひと味違う仕上がりです。
ガーリックバターが染み込んであと引くおいしさ
ホクホク食感のかぼちゃの甘さが隠し味のにんにくと調味料に絡まり、バターのコクがあることで深みのある味に出来上がります。淡泊な味の鶏むねだからこそ特徴的な調味料がしっかり絡まり、飽きない味にしてくれます。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。