フードコーディネーターのyurikaです。今回は初心者でも失敗しない、あさりの砂抜き方法と「基本のあさりバター醤油」のレシピをご紹介。ちょっと手間のかかるあさりの「砂抜き」ですが、ポイントを押さえれば誰でも簡単。出汁たっぷりの汁まで美味しいあさりバター醤油が絶品ですよ。それでは作っていきましょう!
基本のあさりバター醬油の材料(2人分)
主な材料
あさり | 300〜400g | |
バター | 20g | |
おろしにんにく | 小さじ1 | |
酒 | 大さじ3 | |
醤油 | 小さじ1/2 | |
塩こしょう | 適宜 |
トッピング
小ねぎ 小口切り | 適量 | |
バゲットお好みで | 適量 |
基本のあさりバター醬油の作り方
今回のレシピのポイント
あさりの砂抜き方法のポイントは、『3%の塩水』に『ひたひた』に浸けて『常温』に置くこと。この3つのポイントに従えば、初心者でも失敗せずにあさりの砂抜きができますよ。
砂抜きの水は「濃度3%」の塩水
失敗せずにあさりの砂抜きをするコツは、海水と同じ「塩分濃度3%」の塩水を使うこと。濃度3%の塩水ってどうやって作ればいいの?と思うかもしれませんが実はとっても簡単。水500mlに対して塩大さじ1を入れるだけでOKです。
あさりが生息する海水と同じような環境で砂抜きさせてあげることで、あさりが砂を吐き出しやすくなりますよ。
あさりは「ひたひた」に浸して「常温」に置く
あさりの砂抜きをしても砂が抜け切れず、失敗してしまったという経験をした方は多いのではないでしょうか。砂抜き中のあさりは水管を伸ばして呼吸する必要があるので、水が多いとあさりが窒息して死んでしまう可能性があります。また、冷蔵庫に入れると温度が下がりすぎて殻を閉じてしまい砂を吐き出しません。
あさりを上手く砂抜きさせるには、水を「ひたひた」(ほんの少し頭を出すくらい)に入れて「常温」に置くのがポイントです。
砂抜き中に触っても殻が少し開いたままで全く動かないあさりは死んでいる可能性があるので取り除きましょう。砂抜きが終わったら、殻をこすり合わせながら洗い、ザルにあげて水気を切ります。
沸騰したら火を弱め、均等に火が通るように鍋をゆすりながらあさりが全て開くまで3〜4分加熱します。いくら加熱しても殻が開かないものは死んでいるので取り除きましょう。
濃厚なあさりの出汁とバター醤油がたまらない
磯の香りがふわっと香るふっくらジューシーなあさりに、コクのあるバター醤油とほど良くにんにくを効かせた風味が絶品。あさりの濃厚な出汁がたっぷり出ているので、汁まで飲み干したくなる美味しさです。
砂抜きがちょっと手間に感じるあさりですが、あさりを美味しく食べるためにはマスターしておきたいところ。ポイントに従えば初心者でも失敗なく砂抜きができるので、ぜひ試してみてくださいね。
フードコーディネーター/料理研究家。食系のメディア制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして食品企業のレシピ開発、フードコーディネート、レシピ写真・動画制作等に従事。手間をかけずに簡単に作れる、工程をシンプル化した時短料理が得意。約20カ国を旅した旅行好きで、世界の料理を手軽にアレンジしたレシピを研究中。