料理人hiroです。今回は基本のかに玉のレシピをご紹介します。焼いた玉子がふっくらせずに固くしてしまいがちですが、多めの油で火を入れすぎないことがポイントとなります。甘酢あんを先に準備して流れるように作って時短調理。準備しておくと簡単なのも、この料理の魅力ですね。それでは早速作っていきましょう。
かに玉の材料(2人分)
具材
卵Mサイズ | 4個 | |
カニ缶 | 1個(45g) | |
長ネギ | 1/4本 | |
椎茸 | 2個 | |
冷凍枝豆 | 20粒ほど |
調味料
塩 | 小さじ1/3 | |
米油サラダ油でも可 | 大さじ2 | |
水 | 200mℓ | |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1 | |
上白糖 | 大さじ2 | |
米酢 | 大さじ2 | |
濃口醤油 | 大さじ2 | |
水溶き片栗粉 | 片栗粉大さじ1+水大さじ1 |
かに玉の作り方
今回のレシピのポイント
熱したフライパンに多めの油で卵液を合わせ、火加減を調整しながらかき混ぜて両面焼きにするとふんわり焼けます。甘酢あんを先に合わせておくとスムーズに調理できますよ♪
椎茸2個を薄くスライス後、さらに3〜4等分くらいの大きさにカットします。
冷凍枝豆を20粒ほどサヤから外しておきましょう。
菜箸など使って、しっかりと溶いて混ぜ合わせ…
カットした長ネギと椎茸を加えて混ぜておきます。今回のカニ玉の卵液です。
合わせ調味料で調理の流れをスムーズに!
今回の甘酢あんです。いわゆる「合わせ調味料」となるのですが、先に準備しておくことで流れがとてもスムーズ。片栗粉は後で水と合わせて水溶き片栗粉にしますが、直前に合わせるのでOK。先に合わせると粉が沈澱してしまい合わせづらくなり、ダマになる原因となります。
火加減は中火のままで、卵液を一気に流しましょう。
火加減と混ぜ方で玉子のふんわり感アップ!
耐熱性のあるゴムベラ、または菜箸を使って油と卵液に空気を含ませるよう勢いよくかき混ぜます。時間にして30秒ほどです。ここで弱火にして蓋をしめて蒸し焼きにします。玉子焼きで大切なことは火の加減です。
返しやすくする確実な方法
ここは時間を使ってでもゴムベラを周りから入れてフライパンから玉子焼きを外すことに専念します。必要なら火を止めても良いくらい重要です。玉子焼きとフライパンの間に空気を入れると離れやすくなります。時折フライパンをゆすって確実に離れているかを確認することも大切です。
玉子焼きとフライパンが離れたことを確認したら、フタを閉めて一気にクルッとひっくり返し、再度フライパンに戻して返した面を焼いていきましょう。フライパンをゆすりながら中火で1分ほどでOKです。
返した面を1分ほど焼いたら、勢いよくお皿の上へ。余熱でも火が入るので、玉子焼きの火入れはこれで十分。ふっくら仕上がります。
合わせ調味料をひと煮立ち後、すぐに片栗粉と水を各大さじ1で合わせた水溶き片栗粉をしっかりと混ぜ合わせます。
沸騰している中に水溶き片栗粉を!
水溶き片栗粉を加えるときは、必ずフツフツと沸騰している中に糸を垂らすように加えて混ぜ合わせます。一気に加えるのではなく回数分けて混ぜ合わせるとダマになりにくく、均一にトロミがついた甘酢あんに仕上がります。
たっぷり甘酢あんがご飯をすすませます!
玉子焼きの中にはネギと椎茸、そしてカニという贅沢な具材が入っていて厚みがあり、ふんわりとしています。そこにアツアツの甘酢あんをかけることで保温性を保てて、温かいままで楽しむことができます。実際に作ってみて甘酢あん多すぎたかな?と思ったものですが、意外にすぐになくなるもので、ご飯との組み合わせはバッチリ。カンタンですので是非とも一度作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。