料理人hiroです。今回は基本の豚の生姜焼きのレシピをご紹介します。肉を硬くしてしまい水っぽくしてしまいがちですが、豚ロース肉に粉をまぶして短時間で焼き上げることがポイントとなります。合わせ調味料を作っておくことも時短につながります。仕上がりは柔らかジューシーに!それでは早速作っていきましょう。
豚の生姜焼きの材料(2人分)
具材
豚ロース肉生姜焼き用 | 200g | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
生姜 | 20g |
調味料
薄力粉 | 大さじ1 | |
酒 | 大さじ1.5 | |
みりん | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ1.5 | |
上白糖 | 大さじ0.5 | |
米油 | 大さじ1 |
付けあわせ
キャベツ、トマト、きゅうり、タルタルソース(過去レシピあり) |
豚の生姜焼きの作り方
今回のレシピのポイント
豚ロース肉生姜焼き用を使用するパターンです。薄力粉を薄くつけてはたき、焼き過ぎないでタレに絡めることがポイントとなります。
肉の反り返り防止の「筋切り」
赤身と脂身の間の数カ所に切り込みを入れることで、焼いた時に反り返りしにくくなります。これはとんかつ作りでもよくやるひと手間ですね。生姜焼き用の肉でも見栄えを良くするため、筋切りをやっておきたいところです。
筋切りをしたら、冷蔵庫に戻さずに常温のままにしておきましょう。肉に早く火を通し、ジューシーに仕上げることができます。
生姜チューブよりも生の生姜の方が味も香りも断然上です。ここは生の生姜を使いましょう。
ボウルにすりおろした生姜と、みりん大さじ1、酒と濃口醤油を各大さじ1.5、上白糖を大さじ0.5加えます。
合わせ調味料にして「時短」
今回は豚の火入れ時間を短縮させてジューシーに柔らかく仕上げたいため、合わせ調味料(生姜焼きのタレ)を先に作ります。ひとつひとつ丁寧に調味料を加えるとそれだけで時間のロスとなり、豚肉にどんどん火が入っていってしまうからです。合わせ調味料は何かと便利ですね。
粉は旨味を閉じ込め、タレがよく絡む
粉をうすくまぶした豚ロース肉は焼いた時に、肉の旨味を流出させることなく閉じ込めることができます。また周りに衣がついている状態なので、生姜焼きのタレにトロミがついてよく絡むというふたつの大きな仕事をやってのけるのです。このひと手間が今回の仕上がりを左右します。
すぐ取り出せるように綺麗に並べておきましょう。
玉ねぎは弱火で炒めてしんなりさせると本来の甘みが出てきます。
玉ねぎは油をフライパンに落としながら器に取る
しんなりとしたら玉ねぎを器に取ります。その際に、油をフライパンの中で切りながら器に取るようにしましょう。少ない油で豚肉も一緒に炒めたいからです。
火を止めてでも良いので、油をフライパンの中に切りながら器にとっておきましょう。
はじめに焼いた面の焼き時間は1分ほどです。すぐに返して裏面も1分ほど焼くよう意識しましょう。
柔らかくするにはよく焼かない!
当然ながら肉を柔らかい状態で食べるには火入れ時間を短くすることにあります。「完全に火を入れないで大丈夫?」と思うかもしれませんが、タレと絡めてサッと煮る時間もあるので、この時点ではよく焼かなくて大丈夫です。
豚ロース肉と玉ねぎをタレと絡めましょう。
柔らかお肉はすぐに食しましょう!
せっかくジューシーに焼いた豚ロース肉。これを時間を置いて食べるとどうなるでしょうか。固くなりますね。レンチンして温めなおそうものなら、なおさら火が入って固くなります。今回の生姜焼きは焼きたてが一番です!
付け合わせと共に添えておきたいのがマヨネーズ。生姜焼きとよく合うのでオススメしておきます。柔らかジューシーに仕上げる豚の生姜焼き、是非作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。