こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。照り焼きや塩焼きでおなじみの「ぶり」は、和食で食べる事の多い魚ですね。そんなぶりを今回はおしゃれなイタリアンに仕上げていきたいと思います。酸味と甘みが効いたバルサミコ酢を使って仕上げていきますよ。それでは早速作っていきましょう!
ぶりのソテー バルサミコソースの材料(2人分)
主な材料
ぶり | 2切れ | |
オリーブオイル | 大さじ2 |
調味料の材料
塩 | 小さじ1/2 | |
こしょう | 少々 | |
片栗粉 | 大さじ1 | |
バルサミコ酢 | 大さじ1 | |
砂糖 | 小さじ1/4 | |
白ワイン | 大さじ1 |
付けあわせ
ベビーリーフなど |
ぶりのソテー バルサミコソースの作り方
片栗粉がとろみの決め手
片栗粉の衣を掛ける事で、ぶりがパサつかずにしっとり焼き上がります。また、バルサミコで作るソースに適度に溶け込んで、トロリとしたとろみが付きます。とろみが付く事でぶりに絡みやすくなり、最後まで美味しく召し上がれますよ。
もし片栗粉がなければ、小麦粉やコーンスターチで代用して頂いて大丈夫です。
多めのオリーブオイルを使う
少し多めのオリーブオイルで焼くことが美味しく仕上げるポイントです。焼きムラ無く、表面がカリッと焼き上がる嬉しい効果が期待出来ますよ。何よりオイルを掛けながら焼くので、少し多めのオイルが必要になります。
余分なオリーブオイルをペーパーで吸い取る
バルサミコ酢を入れる前に、残っている余分なオリーブオイルをキッチンペーパーで吸い取りましょう。
焼いている時には多めのオリーブオイルが重宝しましたが、ソースにオイルが多すぎると油っぽくなって美味しさ半減です。とろみもつきづらくなり、食材に絡みにくくなってしまいます。バルサミコ酢を入れる前のひと手間で仕上がりが変わってきますよ。
バルサミコ酢の甘みと酸味が効いてる!しっとり焼き上がったぶりを楽しんで
オイルを掛けながら焼いた事で、中まで火が通っているのに柔らかい絶妙な食感が楽しめます。片栗粉の衣を掛けた事で、ぶりがパサつかずしっとり焼き上がっています。余分な粉をはたいて落としたので、衣が厚すぎて食べている時に気になるような事もありませんよ。ソースを煮詰めている時に片栗粉が適度に溶け込んで、トロリと良い状態に仕上がっています。
ソースは基本的にバルサミコ酢を煮詰めただけですが、独特の甘みと酸味が効いて複雑な味わい。「もっと手間暇かけて作ったのでは?」と思うくらい、深い味わいが楽しめます。いつもの照り焼きも良いけれど、こんなイタリアンな仕上がりも良いですね。見た目もおしゃれに仕上がるので、おもてなしの一品としても最適です。是非お試し下さいね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」