こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。コロッケやフライの衣に欠かせない「パン粉」サクッと仕上がる嬉しい食材ですが、使い切れずに困る事ありますよね。今回はそんなパン粉をたっぷり使った魚のオーブン料理をご紹介します。衣として使う時とは違うおいしさが楽しめますよ。それでは早速作っていきましょう!
いわしのパン粉包みオーブン焼きの材料(2人分)
主な材料
いわし | 2尾 | |
オリーブオイル | 大さじ2 |
いわし下味調味料
塩 | 小さじ1/4 | |
こしょう | 少々 |
フィリングの材料
パン粉 | 20g | |
アンチョビフィレ | 4尾 | |
松の実 | 15g | |
粉チーズ | 20g | |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
レモン汁 | 大さじ1 |
付けあわせ
レタス、ミニトマト |
いわしのパン粉包みオーブン焼きの作り方
左右の身の部分を持ってしっかり開きましょう。身から小骨が剥がれていきます。
次に中骨を取り除きます。尻尾の付け根部分の中骨をつまんでポキッと折り、引っ張り上げるようにしてゆっくり身から剥がしていきましょう。
両脇の骨の多い部分をそぎ切りにします。これでいわしの下処理が完了しました。
臭みも一緒に拭き取る
いわしから出てきた水分には、青魚独得の生臭い臭いが含まれています。しっかり拭き取る事で臭みが抜け、美味しく仕上がります。
レモン汁がポイント
フィリングの材料の「レモン汁」が、爽やかに仕上げてくれるポイントです。いわしやアンチョビなど少し臭いが気になる食材を多く使う今回のレシピ。レモン汁が入る事で、さっぱりとした味はもちろん、爽やかな香りがプラスされて生臭みが気にならなくなります。
巻き終わったらこぼれたフィリングを脇から入れて、両端に手を添えてギュッと押し固めて下さい。尻尾側を下にして、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
パン粉のフィリングがしっとり新食感!色々な香りが楽しめる一品
いつもはカリッとした衣として使う事の多いパン粉が、いわしに包まれてしっとり美味しく仕上がりました。こんな食べ方もあるなんて、美味しい驚きですね。レモンの爽やかな香り、松の実の食感、アンチョビの塩味など、それぞれがいわしの美味しさを引き立ててくれます。
オーブンで焼く事で、いわしの身もふっくら仕上がります。基本的にオーブンにお任せなので失敗知らず、洗い物も少なくて済むのも嬉しいポイントですね。おもてなしや毎日の食卓に、是非お試し下さいね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」