料理人hiroです。今回は基本の湯豆腐のレシピをご紹介します。昆布出汁の風味を出せず、豆腐を崩してしまいがちですが、時間をかけて昆布をゆっくり煮だし、豆腐の水気を切っておくことがポイントとなります。作ると決めた時は、夕飯にするならお昼に前もって準備すると確実ですね。早速作っていきましょう。
湯豆腐の材料(2〜3人分)
具材
絹ごし豆腐 | 1丁(400g) | |
出汁昆布 | 3cm×7cmほど | |
長ネギ緑部分 | 適量 | |
生姜 | 適量 | |
かつお節 | 適量 |
調味料
濃口醤油 | 適量 | |
塩 | 小さじ1/2 | |
水 | 1200ccほど |
湯豆腐の作り方
今回のレシピのポイント
土鍋で水から昆布出汁をゆっくり丁寧に引きます。少し時間はかかりますが、放置しておくだけです。ペーパーを使って絹ごし豆腐をカットし水気を取っておくと柔らかくて崩れにくい湯豆腐に仕上がります。
この状態で最低でも1時間以上蓋をして置いておきます。3時間以上置いておくと煮だす時間もショートカットでき、昆布の出汁の出方も変わってきます。夕飯に頂きたい場合、お昼に準備するというのはこういうことなんですね。
水気をしっかりとるにはペーパーの上で!
キッチンペーパーを敷いた器を用意して、カットした絹ごし豆腐を並べていきます。絹ごし豆腐は柔らかくて崩れやすいですが、水気をとっておくことで崩れることを最小限にとどめます。
生姜もお好み量を、すりおろしがねですりおろしておきます。
器にとって、使用するまで冷蔵庫に入れておきましょう。
出汁を出やすくするには、昆布に切り込みを!
水につけておいた昆布はふやけて大きくなっています。ここに浅めに十字の切り込みを入れます。昆布の出汁が出やすくするためです。
三大旨味成分というものがあります。昆布のグルタミン酸、カツオ節のイノシン酸、そして干し椎茸のグアニル酸です。特に昆布とカツオ節、水のシンプルな組み合わせで引ける出汁があります。そう。「一番出汁」ですね。
沸騰させずに、グラグラと弱火で15分ほど煮だし、シンプルな昆布出汁を作ります。
優しい昆布出汁と薬味で飽きがないです
丁寧に引いた昆布出汁は、ほんのり塩味がついていて、薬味が乗ったあったか絹ごし豆腐はおかずとして、醤油が混ざった昆布出汁はお吸い物として楽しむことができます。木綿豆腐でも同様にして楽しめます。豆腐の大量消費にはもってこいの料理ですね。
お子様と一緒に楽しむ場合は、やはりツルッとまろやかな柔らかい絹ごし豆腐がオススメです。是非とも、イチから丁寧に昆布出汁を引いて、基本の湯豆腐を楽しんでくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。