洋食歴20年の料理人hiroです。今回はリッチなパスタをご紹介。お中元、お歳暮などに贈られてくるカニ缶を何かに使おうと考えたのが今回のパスタソースです。市販のカニ缶は高めですが、出汁は高級そのもの。トマトとクリームで軽く煮込みさらにリッチ感が増します。それでは早速作っていきましょう。
カニ缶があったらこれ!ズワイガニのトマトクリームソース・スパゲティの材料(2人分)
具材
スパゲティ | 240g | |
ズワイガニ缶 | 1缶 | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
ニンニク | 2片 | |
トマトホール缶(ダイス) | 1缶(400g) |
調味料
塩 | 適量 | |
白胡椒 | 少々 | |
米油 | 大さじ1 | |
生クリーム | 大さじ2 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
パルメザンチーズ | お好みで |
カニ缶があったらこれ!ズワイガニのトマトクリームソース・スパゲティの作り方(1分動画で早回し解説)
カニ缶があったらこれ!ズワイガニのトマトクリームソース・スパゲティの作り方
潰しニンニクは軽く風味をつけたい時に最適です!
ブツっと割れた「潰しニンニク」。1〜10の段階で言うと、3くらいのレベルでニンニクの風味を楽しめます。すりおろしニンニクは10、みじん切りは7、粗みじん切りは5といったところでしょうか。今回はカニの風味を楽しみたいので3のレベルで…と、私にとってその場その時で風味を変えるのも料理の楽しみでもあります。
潰しニンニクはじっくり弱火で
フライパンが冷たい状態で、潰しニンニクと米油を注ぎ、フライパンを傾けながら火にかけます。フツフツとしてきたら弱火にして、じっくりとニンニクが色づくまで火を入れていきましょう。キツネ色に色づいたら油を切って取り出しましょう。ホコホコとしたニンニクとなり、立派な具材にもなります。また、油にはニンニクの香りが移っています。
白ワインをふりかけよう
下味をつけたら、白ワインをふりかけ中火に。さわやかな酸味をプラスするだけでなく、ズワイガニが持つ臭みを抑えることができます。30秒ほど火にかけてアルコール分を飛ばします。
ソースを味見しよう
7〜8分経ったら、一度ソースを味見します。使用しているトマトホール缶にもよるんですが、酸味が際立つようだったら、上白糖(分量外)を少し加えてみましょう。酸味の角が取れて丸くなり、食べやすいソースに仕上がります。
ソースが赤色から、オレンジ色になれば、今回のシンプルな「ズワイガニのトマトクリームソース」となります。火を止めて麺を湯掻いていきましょう。
茹で汁に塩は必須!
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、1%の塩を加えます。例えば2ℓのお湯なら、20gの塩ですね。麺に下味をつけるだけでなく、同時にコシも与えてくれます。
味見して最後に…
一度、味見しましょう。足りなければ少し塩を足す程度でOK。火を止めて、最後のオリーブオイルを振りかけ軽く和えたら完成です。火を止めるのは、オリーブオイルの風味を飛ばさないようにするためです。お皿に盛り付けて、お好みでパルメザンチーズをかけてお楽しみ下さい。
麺を選んで合わせるのもパスタの楽しみ方です
今回は誰もが馴染みのあるスパゲティでソースと合わせましたが、これが太めのスパゲティ(ミリ単位で色々あります)にしてみたり、リングイネ(断面が楕円形の麺)やタリアテッレ(平打ち玉子麺)にしてみたり、ペンネなどのショートパスタにしてみたりと組み合わせを変えるのもパスタの楽しみ方でもあります。
上記の種類に程よく合うのが今回の「ズワイガニのトマトクリームソース」です。是非とも、パスタレパートリーに加えて楽しんでみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。