料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、カレー味にウスターソースの甘みがプラスされたチャーハンレシピです。具材はとてもシンプルですが、隠し味に加えた「ガラムマサラ」が本格的なカレー味の辛さと奥深さを与えてくれます。使うスパイスが少ないのも嬉しい料理です。では早速作りましょう。
カレーチャーハンのレシピの材料(4人分)
具材
ウィンナー | 10本(190g) | |
玉ねぎ | 1個(120g) | |
にんにく | 3かけ(10g) | |
冷凍ミックスベジタブル | 100g | |
米 | 2合 |
調味料
しょうゆ | 大さじ1(18g) | |
ウスターソース | 大さじ2(18g) | |
カレー粉 | 大さじ1(15g) | |
ガラムマサラ | 1g | |
顆粒コンソメ | 小さじ1/2(1.5g) |
その他
無塩バター | 10g | |
生パセリ | 1.1g |
カレーチャーハンのレシピの作り方
にんにくの皮は空き瓶を使って便利!
余談になりますが、にんにくの皮むきは結構むくのが大変だったりします。そんな時に大活躍するのが空き瓶を使った方法です。あまり大きくなくてよいので、空き瓶に皮つきのにんにく、少量の水を入れてふたをしたら2分程度上下左右にしっかり振ります。瓶から取り出すと、にんにくの皮がスルンとむけています。小さなにんにくの場合も使える小技なので、覚えておくと便利な方法です。
今回、生パセリを使うので、茎をはさみで切り、葉の部分だけ包丁で刻みます。ドライパセリではなく、生パセリを使う理由は、香りがとてもよく、パセリの栄養分のひとつであるビタミンCは野菜の中でもずば抜けて多く含まれているので、ぜひ生パセリを使っていただきたい食材です。ビタミンCは熱に弱いため、加工処理されたドライパセリより、生パセリの方がそのまま含まれています。
ミックスベジタブルはサッと炒め合わせるだけ!
解凍(もしくは半解凍)されたミックスベジタブルは、もともと加熱された状態のものを冷凍しているので、炒め合わせて火を通す時間は短くて大丈夫です。中火加熱で約2分程度木べらなどでかき混ぜながら炒めることで芯まで火が通ります。
濃厚甘辛カレー味がしっかり具材に染みてあと引く美味しさ
カレーらしい辛さと、ウスターソースがしっかり具材に染みてとても食べやすい甘辛スパイシーな仕上がりのチャーハンです。カレー粉だけでは表現できない深い味にウスターソースの甘みとガラムマサラの辛み、そして最初に加えたにんにくのおいしさが感じます。ミックスベジタブルの見た目の華やかさとカレー色の黄色とのコントラストも食欲そそる理由かと思いますが、ただのカレーチャーハンではない理由は、やはり「ガラムマサラ」の役割がしっかり感じられ、辛さの中にもスパイスらしい深みが味わえるのが嬉しいです。
子供向けであれば、少し辛みが強いかと思いますので、ガラムマサラの分量を減らすとよいと思います。
それでも、ドラいかレーのように野菜のうまみを活かしたものと違い、炒めてご飯のひと粒ひと粒までしっかり味が付いているのはひたすら切るように混ぜて味を馴染ませたから。色がまだらにならないようにしたのもポイントです。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。