フードコーディネーターの内田有紀です。今回は小さなお子様から大人まで好評な基本の三色丼のご紹介です。普段の食卓に上る回数の多いそぼろですが、ちょっとひと手間かけて丁寧に作ることで、お店の味に仕上がりますよ。そぼろをぱらぱらに仕上げるコツをご紹介します。
基本の三色丼の材料(4人分)
主な材料
鶏ひき肉 | 300g | |
卵 | 3個 | |
ほうれん草 | 1束 | |
ごはん | 適宜 |
調味料A
酒 | 大さじ3~4 | |
みりん | 大さじ2 | |
しょうゆ | 大さじ1 | |
砂糖 | 大さじ2 | |
塩 | 少々 | |
ごま油 | 大さじ1 |
調味料B
砂糖 | 大さじ2 | |
しょうゆ | 小さじ1/2 |
基本の三色丼の作り方
今回のレシピのポイント
基本の三色丼をおいしく仕上げるポイントは、ひき肉は火にかける前に調味料を合わせること、炒り卵は絶えずかき混ぜて仕上げること、ほうれん草はしょうゆ洗いという工程をすることの3つです。どれもちょっとしたひと手間ですので、ぜひお試しください。
火をつける前にひき肉と調味料を混ぜるのが、パラパラそぼろを作るコツ
鶏そぼろを作る際に、ダマになってしまったり塊ができてしまう原因は、ひき肉が混ざる前に火が通ってくっついてしまうからです。
今回のように、調味料を入れてよく混ぜてから火にかけると、調味料の水分でひき肉同士が離れた状態で火が通っていくのでくっつかずにパラパラに仕上がります。簡単なポイントですが、このひと手間でぐんとお店の味に近づくので、ぜひお試しください。
だんだんと全体が白っぽくなってきます。お肉全体に火が通り、色が変わったころに、肉汁がフライパンにたまってきます。この汁気がしっかりと飛ぶのを目安に火にかけていきましょう。
味を見て足りなければ、塩などで調整します。
細かい炒り卵にするには絶えず箸でかき混ぜる
絶えずぐるぐると混ぜていきましょう。菜箸を2膳持って、4本の箸でかき混ぜるとさらに細かく仕上がりますよ。全体をまんべんなく混ぜていきましょう。
すぐに食べる場合はトロっとした半熟炒り卵でもおいしいですよ。お弁当に入れる場合はしっかりと火を通したほうが安心なので、しっかりとぽろぽろになるよう加熱します。
しょうゆ洗いをして、ほうれん草が水っぽくなるのを防ぐ
一度しぼったほうれん草に、再度しょうゆを振りかけてしぼる工程をしょうゆ洗いといいます。ちょっとひと手間ではありますが、この工程をすることで、時間がたっても味がぼやけずおいしく仕上がります。
ほうれん草で和え物を作る際にもこの工程をすると、味が締まっておいしく仕上がりますよ。
パラパラそぼろがお店の味、基本の三色丼の完成
ちょっとしたひと手間で、いつものそぼろがぐんとおいしく仕上がります。パラパラでふんわりした鶏そぼろはとってもおいしいですよ。大人も子供も大好きで、お弁当にもぴったりな一品です。ぜひご家庭でもお試しください。
フードコーディネーター、調理師として活動中。企業お料理教室のレシピ開発、カフェ等でのメニュー開発、保育園給食調理の実績あり。幼児食インストラクターを活かし、親子で楽しめるレシピを目指しています。