洋食歴20年の料理人hiroです。今回はトマトソース系パスタ「プッタネスカ」をご紹介します。組み合わせ次第でこんなに味わい深いのかと感動した一皿です。アンチョビ、ケッパー、オリーブの組み合わせで、酸味と甘味のバランスが面白く、トマトソース好きの方は必見です!それでは早速作っていきましょう。
スパゲティ・プッタネスカの材料(2人前)
具材
スパゲティ | 300g | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
ニンニク | 2かけ | |
アンチョビ | 12g | |
ケッパー | 15g | |
ブラックオリーブ | 15粒 | |
イタリアンパセリ | 適量 |
調味量
塩 | 適量 | |
白胡椒 | 適量 | |
サラダ油 | 大さじ2 | |
白ワイン | 大さじ2 |
調味料
トマトホール缶ダイスカット | 1缶(400g) | |
上白糖 | 小さじ1/2ほど |
調味量
オリーブオイル | 大さじ1 |
スパゲティ・プッタネスカの作り方
ニンニクは細かくみじん切りにしておきます。
ブラックオリーブは一粒を1/4の輪切りにします。残ったオリーブと浸かっていた液を瓶などにうつして冷蔵庫に保管しましょう。
準備が整いました
カットした食材とです。イタリアンパセリは粗く刻んでおきます。アンチョビとケッパーも箸やスプーンなどを使って取り出しましょう。浸かっていたオイルや酢漬けは保存ものにつき、決して素手を使って取り出さないようにしましょう。劣化を早めてしまいます。
ニンニクが軽く色づいたら…
ニンニクが軽く色づいたら、アンチョビを加えて潰しながら全体に馴染ませていきます。火は弱火のままです。
白ワインを加えよう
ブラックオリーブとケッパーを軽く炒めたところで、白ワインを振りかけます。白ワインはアンチョビの臭みを和らげ、ソースに程よい甘味と酸味を与えてくれます。中火のまま1分ほど火にかけてアルコール分を飛ばします。
ソースに下味をつけよう
塩と白胡椒、上白糖を加えてソースを10分ほど火にかけたままソースを煮詰めていきます。上白糖を加えると、酸味のカドをとり、丸くしてくれますよ。
ソースを煮詰めている間に…
2ℓの熱湯に1%の塩、つまりは20gの塩を加えます。パスタに適した塩加減で、麺に下味をつけるだけでなく、コシを与えます。
スパゲティをボイルします。標準茹で時間の1分前にタイマーをかけておきましょう。菜箸などを使って、たまにかき混ぜましょう。麺のくっつき防止です。
麺をソースの中へ
タイマーが鳴ったら一度麺を噛んで確かめましょう。少し芯が残っている程度でOK。スパゲティは歯応え(アルデンテ)が美味しさの秘訣。軽く湯切りしながら麺をソースに移します。
味見して火を止めて…
一度、味見して足りなければ、塩を軽く足す程度でOKです。味が決まったら火を止めて、オリーブオイルを回しかけ、軽く和えます。火を止めるのはオリーブオイルの風味を飛ばさないためです。
「プッタネスカ」は良い意味で裏切られる
プッタネスカとはイタリア語で「娼婦風」という意味。貧しい娼婦でも手軽に作れるものなど色んな説がありますが、その名前とは裏腹に、酸味と甘味のバランスが良く、味わい深いパスタでもあります。良い意味で裏切られます。個人的に、たまに食べたくなるトマトソースですね。興味を持たれた方、是非ともこのパスタを食のレパートリーに加えてみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。