フードクリエイター・イタリア料理人のmikuです。今回は、隠し味にベーコンを使った旨味たっぷりのボロネーゼをご紹介します。『西洋の鰹節』と言われるベーコン。合い挽き肉だけでは出ない旨味がプラスされ、本格的なボロネーゼになりますよ。それではさっそく作っていきましょう!
ボロネーゼの材料(4人分)
材料一覧
合いひき肉 | 400g | |
ベーコン | 30g | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
人参 | 1/2個 | |
セロリ | 1/2本 | |
にんにく | ひとかけ | |
赤ワイン | 200ml | |
トマト缶 | 1缶 | |
オリーブオイル | 大さじ3杯 | |
ローリエ | 1枚 | |
砂糖 | ひとつまみ | |
粉チーズ | お好みの量 | |
塩 | 適量 | |
こしょう | 適量 |
ボロネーゼの作り方
玉ねぎ、人参、セロリの皮をむき細かくカットします。 セロリは緑色の濃い部分をピーラーで軽くむいてからカットしていきましょう。 玉ねぎ・人参・セロリがだいたい「3:2:1」の割合になるのですが、この割合がバランスのいい割合になっています。 これを基準にして、セロリの香りを立たせたい場合はセロリを増やしたり、玉ねぎを増やしてさらに甘みを際立たせたりと、お好みにアレンジすることも出来ますよ。 にんにくは、包丁の腹などを使ってつぶしておきます。
ベーコンを加えて旨味をプラスしよう!
イタリアンでは、少し余ったベーコンやパンチェッタなどをパスタソースやスープ、煮込み料理などによく入れるのですが、ベーコンのもともと持っている凝縮された旨味や香りが、料理をワンランクアップさせてくれます!
細かく切って、合いひき肉に加えていきましょう。
オリーブオイル大さじ2杯分をフライパンに入れ、にんにくがこんがりと色づき香りが出てくるまでじっくりと炒めます。
にんにくがきつね色になったら外しておき、カットした野菜を入れます。
ここで軽く塩をしておきましょう。
塩をすることで、野菜から水分が出て早く炒めることができ、食材一つ一つに下味をつけることが出来ます。
オリーブオイル大さじ1杯を入れフライパンを熱し、 合いびき肉をハンバーグのように塊にして焼いていきます。 出来るだけ動かさずにしっかりと焼き色をつけていきましょう。 塊で焼くことで、肉汁を逃さず表面はしっかりと焼き色をつけることが出来ます。 この焼き色がコクや旨味になりますよ。 焼き固まったら、裏返して裏面も焼き色をつけます。
全体に焼き色がついたら、ある程度塊を崩しておきます。 そこに赤ワイン、ソフリットを入れ赤ワインのアルコールを飛ばし煮詰めます。 この煮詰める作業が甘いとアルコールが残ったり、赤ワインが凝縮されずにコクが出ないので、しっかりと水分がなくなるくらいまで煮詰めていきましょう。
フタをして、15~20分程煮込んだら完成です。
塩で味を調整するのですが、このあとペンネと合わせる時にペンネの塩分が足されるので、ここでバッチリ塩を決めるというよりは、少し足りないかなというくらいで留めておきましょう。
最後に砂糖をひとつまみ入れると、角がとれて味がまろやかに、優しい味になるのでおすすめです!
お時間のある方や、さらにプロの味に近づけたい方は1時間ほど弱火~中火でコトコト煮込んでいくと、お肉や野菜がさらにとろっとしてお店のような仕上がりになります。
この状態で冷蔵庫に作り置きしておけば、パスタを茹でて好きな量を好きな時に食べることが出来ますよ。
チーズとこしょうをたっぷりかけて止まらない美味しさに!
ベーコンの旨味の効いたボロネーゼがペンネととても合います。
チーズとこしょうをたっぷりかければ、パンチのある止まらない美味しさに!
こしょうを控えめにすれば、ショートパスタで食べやすくお子様にも喜んで頂けますよ。
ペンネは冷めても歯ごたえが残り美味しいので、パーティー料理やお弁当なんかにもぴったりです!
フードクリエイター・イタリア料理人。都内数店舗でのイタリアンでの経験を経て、現在は「料理・健康・食」に関して、レシピ制作や撮影、コラム執筆など様々な活動をしています。Youtubeやistagramでは「料理が楽しくなる”簡単おしゃレシピ”」を日々発信中!