こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。フライパンひとつで作れるパエリアは、華やかでおもてなしにもぴったりの一品です。通常はサフランで香り付けをしますが、ちょっと雰囲気を変えてカレー粉で作るレシピをご紹介します。食欲をそそる香りが堪りませんよ。それでは早速作っていきましょう!
カレーパエリアの材料(5~6人分)
材料一覧
あさり | 100g | |
塩あさりの砂抜き用 | 砂抜きようの水の5% | |
水 | 300ml | |
ブイヨン市販の固形ブイヨン | 4g | |
塩 | 小さじ1 | |
玉ねぎ | 100g | |
にんにく | 1かけ | |
ミニトマト | 8~10個 | |
パプリカ | 1/2個 | |
いんげん | 3本 | |
鶏もも | 200g | |
白ワイン | 100ml | |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
カレー粉 | 大さじ1 | |
米 | 300ml |
付けあわせ
レモン |
カレーパエリアの作り方
あさりは静かな場所に置きましょう
あさりは明るかったりうるさかったりすると、砂を吐いてくれません。人の気配がしない場所、例えば扉を閉めたお風呂場や洗面所などがベストです。また、寒すぎても砂を吐かないので、冷蔵庫の中はおすすめ出来ません。
下処理が終わったら2cm角にカットしましょう。パエリアは通常スプーンで食べるので、「スプーンに乗るくらいの大きさ」が目安になります。
うま味成分が美味しさの決め手
あさりのドリップにはうま味成分の「コハク酸」ががたっぷり入っています。また、鶏ももには「イノシン酸」が含まれます。うま味成分が組み合わさる事で美味しさが倍増、美味しさの相乗効果が生まれます。
お米は洗わず使って下さい
パエリアで使うお米は「洗わない」のが鉄則です。お米は洗った瞬間に水分を吸収してしまうので、ブイヨンなどの水分を吸わなくなってしまいます。洗わずに使うのが気になる方は、無洗米を選んで下さい。また、新米を使うのも要注意。みずみずしい新米も洗ったお米同様にブイヨンを吸いにくく、お米の芯が残りやすい特徴があります。少し古いお米を選ぶのが美味しく仕上げるポイントです。
カレーの香りが食欲をそそる、うま味成分たっぷりの美味しさです
カレーの香りがふわっと漂い、それだけで食欲をそそられます。あさりと鶏もものうま味成分のおかげで、深い味わいが楽しめますよ。酒蒸ししたあさりを最後に加える事で、加熱しすぎること無くプリプリッとした身が楽しめます。難紫蘇うに見えて実はフライパンひとつで作れる簡単メニュー、そのままテーブルに出すだけでパッと華やかな気分になりますね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」