料理人hiroです。今回は基本のおにぎりのレシピをご紹介します。握ったは良いけれどベチャッとしていてふんわり感がなく、塩っぱくしてしまいがちですが、ご飯の炊き方と握り方を意識することがポイントとなります。力まずに優しくふんわり握る「ちょっとしたコツ」で、お店の味に近づけますよ!早速作りましょう。
おにぎりの材料(3〜4人分)
具材
白ごはん | 2合 | |
海苔 | 適量 | |
鰹節 | 5g |
調味料
塩 | 適量 | |
濃口醤油 | 小さじ1/3 |
付けあわせ
きゅうりの浅漬け |
おにぎりの作り方
今回のレシピのポイント
少し硬めに炊いた白ごはんを、力を入れずにまずは丸くまとめて、角を揃えること2〜3回で握るイメージです。ちょっとしたコツで、ふんわりとしたおにぎりに仕上がりますよ。
さっくりと混ぜておきます。今回のおにぎりの中の具となる「おかか」です。
今回は1枚を6cm×18cmにカットしました。
お米は水を5%少なめに炊く!
ごはんを炊くときは、水を少なめに炊くことポイントとなります。水分が通常のままだと、ごはんがベチャつきます。後で手のひらに水をつけて握るので水分を十分に補えます。
水を5%少なくして炊くには、2合のご飯だと1.9合ほどラインに水を注いで炊くと良いでしょう。炊きたてのごはんで作業します。
塩は湿らせた二本指に付ける程度!
濡らした状態のまま、片方の人差し指と中指の先に塩をつけます。おにぎり1個に対して、この量で塩梅の良いおにぎりとなります。
塩を両手のひらに擦り付けましょう。
両手のひらに、塩がついた状態でおにぎりを握っていきます。
中央部分におかかを乗せて…
ふんわりともう半分のご飯を乗せて、おかかをサンドします。
形を丸く成形するようにふんわりまとめます。
はじめはふんわり丸くまとめるだけ!
おにぎりをふんわりと握る第一段階終了です。はじめは力まずに、ふんわりと丸くまとめる程度にしておきます。
ここでギュッと握ると、せっかくのごはんのひと粒ひと粒が潰れてしまって固くなってしまいます。ふんわりおにぎりの大事なコツです。
角を作っていくように握ります。優しく包み込むように角を作ること、1回(120度)、2回(120度)、3回(120度)と回転させて成形です。
きっちり三角より、丸い三角!
「え?たった1回転(360度)?」と思われた方もいるかも知れません。ふんわりと作るにはこれで十分なんです。慣れないようでしたら、やってももう一回転まで。きっちりと三角形を作ると固くなります。丸い三角形でふんわりと仕上がります。
タッチする回数をいかに少なくして握るかで、ふんわり加減が変わります。タッチする回数を少なくすることを意識しましょう。
水と塩がもたらす絶妙なハーモニー
ごはんを炊くときは5%水を減らし、炊き立てのものを水と塩でふんわり握ることをお伝えしました。タッチする回数が多いと、それだけおにぎりは固くなる一方。その回数を少なくすれば、ふんわり握れます。
食べた時の食感と塩のバランスがよく、食べやすいおにぎりとなっています。ごはんの美味しさを味わう「塩おにぎり」は、おかかと海苔を抜くだけです。是非とも今回のコツを意識して、おにぎり作りに挑戦してみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。