こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。おくらや山芋、ネバネバした食材は栄養の宝庫。食物繊維やカリウムなど嬉しい栄養素がたっぷり入っています。そんなネバネバ野菜としらす、納豆などを使った手軽に食べられる丼をご紹介します。それでは早速作っていきましょう!
ネバネバ野菜と納豆のしらす丼の材料(2人分)
材料一覧
おくら | 5本 | |
粗塩おくら板ずり用 | 適量 | |
山芋 | 100g | |
きゅうり | 1本 | |
大葉 | 3枚 | |
白だし市販の液体タイプ | 50ml | |
みりん | 30ml | |
酒 | 30ml | |
塩昆布 | 10g | |
納豆 | 2パック | |
ごはん炊いた物 | 200g | |
しらす | 10g |
ネバネバ野菜と納豆のしらす丼の作り方
板ずりが終わったら先端の固い軸を切り落とし、ガクの部分に包丁を入れてぐるっと切り取りましょう。
おくらのガクは切り落とさない
ガクの部分からザクッと切り落としてしまうと、食べられる部分が減るだけで無く、茹でた時に中にお湯が入り込んで水っぽい仕上がりになってしまいます。固い部分だけ取り除けば、栄養が外に逃げ出す事もありません。板ずり同様にひと手間ですが、是非して頂きたい下処理です。
作りたてでも食べられますが、味を染みこませたい時はラップをかけて空気を抜くように食材にぴったりと押しつけます。この状態で2時間~1晩休ませるとしっかり味が染みこみますよ。
塩昆布が味の決め手
今回は白だしを使って味を調えていますが、更にコクとうま味を加えてくれるのが「塩昆布」です。これが入るだけで味に深みが増すおすすめ食材。サラダや和風パスタのトッピングとして使ったり、茹でたもやしやキャベツと和えたり、色々な料理で活躍してくれます。
野菜に味が染みて美味しい!常備菜としても活用出来ます
だし汁にしっかり漬けた野菜には、しっかり味が染みこんで深い味わいになりました。塩昆布の出汁も効いていますよ。おくらの粘りのある食感に対して、生の山芋のサクサクした食感、きゅうりのカリカリした食感が活きます。冷蔵庫で2~3日は保存出来るので、常備菜としてもおすすめ。丼以外にも、豆腐にかけたり、ぶつ切りにしたまぐろと和えたり、色々活用出来る一品です。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」