オートミールがもちぷち♪ダイエットにぴったりな鶏むね肉の参鶏湯のレシピ

1まずは長ネギを切ろう

長ネギは白い部分は斜め1.5cm幅に、緑の部分はみじん切りに切りましょう。じつは長ネギは白の部分は単色野菜、緑の部分は緑黄色野菜というおもしろい野菜。緑の葉には抗酸化力を持つβカロテンがたっぷり。独特の辛み成分アリシンには抗菌作用があり、その細長い体の中に豊富な栄養を含んでいます。

今回は白い部分は具材として、緑の部分は薬味として使用するので、切ったら分けておきましょう。

2にんじんを切ろう

にんじんは短冊切りにしましょう。本物の参鶏湯では高麗人参が使われることが多いですが、こちらのレシピでは利用しやすい普通のにんじんを使用。煮込むと根菜独特の甘みが引き立つのはもちろん、彩りも鮮やかに仕上がります。

3しょうがを切ろう

しょうがは皮付きのまま薄切りにしましょう。独特の香りと辛みはジンゲロールは加熱や乾燥によって「ショウガオール」という成分に変化。血行促進作用があるので、食べるとポカポカ温まることができます。抗酸化力や疲労回復効果もあるので、ダイエットにも嬉しい食材。今回は具材兼調味料のような役割を果たしてくれます。

薄切りにすると、シャキシャキとしたさわやかな食感を楽しむことができます。

4鶏むねを切ろう

下ごしらえラストは鶏むね。食べやすい大きさに切って片栗粉をまぶしましょう。高タンパクながらも低脂質な鶏むねは、加熱すると水分が抜けてパサつきやすい食材。片栗粉をまぶして表面をコーティングしておけばそれを防げるほか、参鶏湯のスープにとろみを与えてくれる効果も。丁寧にまぶしておくと、より参鶏湯っぽく仕上がりますよ。

5鶏むねを炒めて煮込もう

お鍋にごま油を熱し、鶏むねを加えて表面の色が変わるまで炒めましょう。このあと煮込むので、ほん海苔色づけばオーケーです。

鶏むねの色が変わったら、水、酒、鶏ガラスープの素、おろしにんにくを加えて混ぜ、さらに切った長ネギの白い部分、にんじん、しょうがを加えて煮立たせましょう。煮立ったらフタをして、具材が柔らかくなるまで弱火で10分ほど煮込みましょう。煮ていると、だんだんしょうがのいい香りがしてきます。

6オートミールを加えてさらに煮込もう

今回もち米の代わりに使用するオートミールは、粒が大きめのロールドオーツタイプ。より雑炊っぽく食べたいなら、粒が細かめのクイックオーツでもオーケー。食感の好みによりチョイスしてください。

という訳でお鍋にオートミールを加え、柔らかくなるまで混ぜながら煮込みましょう。

ほん海苔ネギの香ばしい香りと、しょうがのさわやかな香りが漂って食欲をそそります。では、盛り付けましょう！

7盛り付けて完成！

お皿に盛り付け、長ネギの緑の部分をちらし、糸唐辛子を乗せて完成！今回は参鶏湯風ということで、少し薬膳っぽいテーブルコーデに。黒いお皿だと、具材の色合いが引き締まって見えますね！箸置きには長ネギがデザインされたものをチョイスし、食卓の抗酸化力もアップ。では、熱々のうちにいただきましょう！

具材をたっぷりとれんげに乗せて、口いっぱいに頬張ってみました。鶏むねのふっくら食感に、ネギとしょうがの香ばしい香りが絡んでおいしい！片栗粉をまぶした鶏むねは中までジューシー。長ネギはとろりととろけて、しょうがのザクッとさわやかな風味との相性バツグン。オートミールはだしを吸ってもちぷちで、もち米にも負けない食べごたえ。 本物の参鶏湯と並ぶほど、味わい深い一皿に仕上がりました。