洋食歴20年の料理人hiroです。今回は和菓子に欠かせない自家製粒あん(あんこ)を作ります。これを元に、アンパンやあんみつなどをお家で楽しんでいただければ幸いでございます。少々時間はかかりますが、丁寧な仕込みこそ美味しいあんことなります。多めに作って冷凍かけるも良し!それでは早速作っていきましょう。
自家製つぶあんの材料(仕上がり950g)
具材
小豆 | 500g |
調味料
三温糖 | 500g | |
塩 | 1g | |
水 | 適量 |
その他材料
自家製つぶあんの作り方(1分動画で早回し解説)
自家製つぶあんの作り方
ザルに開けます。
鍋に付着したものを丁寧に洗って再利用しよう
鍋に残った付着物は小豆のアクです。洗剤を使って丁寧に水洗いし、再度、この鍋を使って仕込みを進めます。
こ豆なアク取りがポイント
沸騰すると、必ずアクが出てきます。これをこ豆に丁寧にすくってあげることが、粒あんの仕込みでは重要です。
水気がなくなると「びっくり水」のサイン
55分と長く煮ていると水気がなくなるときがあります。この時に、冷たい水300ccを加えて、強火にします。これを「びっくり水」と言って、煮られた小豆が水をかけられることでびっくりして、シワを伸ばそうとしてくれます。
だんだんと小豆らしくなってきましたね。
塩が味を締めるポイント!
塩を入れることで甘みを強く感じられるようになり、味を引き締める役割があります。
氷の上で冷却します。つぶあんの上にラップをカブせて乾燥を防ぎます。粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れて完全に冷ましたら、自家製粒あんの完成です。
しっとりと上品な味わいに!
粒あんは、作り方は人それぞれですが、私は粒を極力つぶさず(ダジャレですね笑)に生かしたいので、煮汁は完全に煮詰めないようにしています。仕上がりはしっとりとした上品な味わいとなり、あんこを使ったレシピに重宝しています。今回仕込んだ粒あんの量は仕上がりで約950g。仕込んですぐに3等分し、ラップとアルミホイルで包んで冷凍かけました。長時間かかるものは、一度に多めに仕込んで冷凍するのがベスト。使いたい時に、前日解凍してすぐに食べられるようになります。今回の自家製つぶあん、一度試しに作ってみて下さいね。何度も作っていますが、粒あん作りには奥深さがあります。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。