世界の料理をシンプル化したレシピが得意なフードコーディネーターのyurikaです。今回は香港やアジアで人気の「エッグタルト」をトースターで手軽に作れるレシピをご紹介。カスタードはレンジで簡単、こんがり香ばしい『マカオ式』のエッグタルトをシナモンで風味豊かに仕上げますよ。それでは作っていきましょう!
シナモン香るマカオ風エッグタルトの材料(6個分)
主な材料
冷凍パイシート 17cm×10cm | 3枚 |
カスタード
卵黄 | 2個 | |
砂糖 | 大さじ3 | |
シナモン | 小さじ1/3 | |
薄力粉 | 大さじ2 | |
牛乳 | 200ml | |
バター | 10g | |
バニラエッセンス | 3滴 |
仕上げ
シナモン | 適量 |
シナモン香るマカオ風エッグタルトの作り方
卵黄で作るカスタードはコクがあって濃厚
カスタードクリームは全卵で作るものもありますが、今回は卵黄のみを使ってカスタードを作ります。卵黄だけで作った方が全卵よりもコクが強く、濃厚でなめらかなクリームになりますよ。『エッグタルト』の名前のように、卵の風味をしっかり出すためにも全卵ではなく卵黄で作るのがポイントです。余った卵白はパイを焼くときのつや出しに使うので少し取っておきましょう。残りはオムレツやオムライス、卵スープなどに活用してくださいね。
カスタードクリームはレンジで簡単!
通常カスタードクリームは鍋で煮詰めながら作りますが、今回はボウルひとつでレンジで作るのでとっても簡単。しかも加熱時間はたったの3分半なので時短なうえ、鍋で作るのと同じくらいなめらかでクリーミーな仕上がりになります。カスタードクリームはエッグタルト以外にもいろいろなお菓子作りに活用できるので、レンジで作るカスタードは覚えておくと便利ですよ。
『香港式』と『マカオ式』のエッグタルトの違いは?
香港やアジアで人気の『エッグタルト』はプリンのようなカスタード生地が入った小さなタルトで、日本でも人気のスイーツ。エッグタルトには2種類あり、クッキー生地でカスタードに焼き目のないものは「香港式」のエッグタルトで、パイ生地でカスタードこんがり焼き目のついたものは「マカオ(ポルトガル)式」のエッグタルトです。今回は冷凍パイシートを使ってこんがり焼き色をつけた「マカオ式」のエッグタルトを作っていきますよ。
生地に残った卵白(分量外)を薄く塗ってツヤ出しをします。卵白はよく溶いてから塗ってくださいね。ちなみに余ったパイ生地の切れ端は、適当にまとめてねじって焼けば手軽なおやつになりますよ。
焼きあがったら、仕上げにシナモンを振って完成です。
こんがり香ばしくシナモン風味のカスタードが絶品
こんがり焼けて香ばしいタルトに、トロトロなシナモン香る優しい甘さのカスタードが絶品。トースターで焼いたとは思えないほどサクッと仕上がり、まるでお店のようなクオリティでこれどこの⁉と驚かれる美味しさですよ。鍋で作るにはコツがいるカスタードクリームもレンジで失敗せずに簡単に作れるので、お菓子作り初心者さんも挑戦しやすいレシピです。おうちで手軽にアジアのスイーツを味わえるので、ぜひ試してみてくださいね。
フードコーディネーター/料理研究家。食系のメディア制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして食品企業のレシピ開発、フードコーディネート、レシピ写真・動画制作等に従事。手間をかけずに簡単に作れる、工程をシンプル化した時短料理が得意。約20カ国を旅した旅行好きで、世界の料理を手軽にアレンジしたレシピを研究中。