洋食歴20年の料理人hiroです。今回は抹茶スイーツです。ババロワを作ります。質の良い抹茶粉を選ぶと仕上がりの色があざやかでとても綺麗です。食べた時の食感と口溶け、そして抹茶の風味にプチ贅沢感を感じることができます。冷蔵庫で冷やし固めて3日持ち可能です。それでは早速作っていきましょう
宇治抹茶のババロワの材料(4人分)
具材
生クリーム | 50g | |
牛乳 | 200g | |
抹茶パウダー | 6g |
調味料
水 | 55g | |
グラニュー糖20gと30gに分けておきます | 50g | |
板ゼラチン | 5g |
宇治抹茶のババロワの作り方
先にゼラチンを水でふやかそう
ゼラチンは水でふやかしておく必要があります。冬場は普通の水道水の冷たさがあれば大丈夫ですが、夏場など暑い時には水に氷を加えるようにします。下手したらゼラチンが溶けてなくなってしまうからです。形が残った状態でふやけるのが理想です。
ひたすらホイッパーで撹拌していきます。ホイップクリームを作る際は、できるだけ大きめのボウルを使用すると早く立ちやすいです。
7分立てホイップに
この状態を目指します。7分立てホイップです。表現はひと様々なのですが、ホイッパーを持ち上げた時に、ボウルにあるクリームのツノが軽くお辞儀している状態です。グラニュー糖を加えているので、クリームがしっとりとしていて、状態が安定します。使用するまで冷蔵庫に入れておきましょう。
牛乳とグラニュー糖を鍋に
手鍋に牛乳とグラニュー糖30gを入れ、沸騰直前まで火にかけます。画像のように周りがフツフツしているのがわかります。この状態で火を止めるのがベストです。
火を止めたところで先ほど立てたホイッパーを洗わずそのまま使用します。ホイッパーで撹拌しながら抹茶パウダーを一気に加えます。
抹茶ミルクの中に加えてゴムべらでまぜ、ゼラチンを溶かします。
付着した抹茶も丁寧に漉そう
茶漉しに抹茶か付着します。小さなスプーンなど使って丁寧に漉し、抹茶ミルクの中に残さず加えておきましょう。鮮やかな色を出すためにこの作業も欠かせません。
氷を当てながら冷まそう
次に、器に氷を用意し、抹茶ミルクの下に氷を当てて冷ましていきます。ゴムべらで混ぜながら冷ますと早い時間で冷ますことができます。
色が合わさると、鮮やかなグリーンとなりました。しっかりと混ぜましょう。
再度、氷の上でとろみがつくまで
全体が混ざったら、再度氷の上での作業です。混ぜながら冷やし、とろみをつけていきます。これがババロワです。とろみをつけた状態でないと、冷やした時に分離した状態で固まってしまいます。
抹茶は本当に美しい日本ならではの美!
スプーンなど一度ババロワをすくいあげ、窓からさす自然光に当てて、色んな角度から見てみて下さい。深緑色から鶯色と色んな緑を見ることができます。日本ならではの美ではないでしょうか。今回は高級とされる京都は宇治抹茶を使用しました。出来るだけ上質な抹茶パウダーを購入することをおすすめします。色の出方も違えば、抹茶の風味も違ってきます。口当たり滑らかな抹茶のババロワ、是非ともお試し下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。