
お菓子研究家のkinakoです。今回は昔なつかしい喫茶店のメニューにあったような、かためのプリンをご紹介します。とろっとしたなめらかなプリンも美味しいのですが、しっかり硬さのあるなつかしい卵味のプリンも時々無性に食べたくなります。このプリンはそんな時によく作るレシピです。 カラメルから丁寧に作り、少し手間はかかりますが、特別な材料無しであの卵の味がなつかしいプリンが自宅で作れますよ。ではさっそく作りましょう!
かためプリンの材料(120mlのプリンカップ4個分)

材料
全卵 | 2個 | |
卵黄 | 1個 | |
牛乳 | 200ml | |
グラニュー糖 | 40g | |
バニラオイル | 適量 |
カラメル
グラニュー糖 | 40g | |
水 | 15ml | |
熱湯 | 15ml |
かためプリンの作り方

しばらくすると泡が細かくなり、薄く茶色く色づいてきます。このあたりから鍋をゆすって茶色い部分をまんべんなく広げていきます。最終的に焦げ茶のカラメル色になったら一旦火を止めます。

すぐに蓋をして少しだけずらし、熱湯を入れすぐに完全に蓋をします。蓋なしで熱湯を加えるとカラメルが飛び散って火傷のおそれがあるので、熱湯を加えたら必ずすぐに蓋をしましょう。蓋が無い場合はアルミホイルで代用してください。
蓋をしたら鍋をゆすってカラメルと熱湯を馴染ませます。

カラメルが熱いうちにプリンカップに注ぎます。カラメルが偏らないようにカップの底に均等にならしましょう。

湯せん焼きのポイント!
プリンを湯せん焼キスる際、布巾を敷く事で火の通りをゆるやかにします。下からの火が強いとプリン液がボコボコと沸いて、プリンに「す」と呼ばれる気泡が入り、見た目も口当たりもよくないプリンに仕上がってしまいます。ひと手間ですが、必ず敷くようにしましょう。
いざ実食。懐かしい卵の味が美味しい!

スプーンを入れるとしっかり硬さがあって、食べごたえのある食感。そして、あの子供の頃に食べた懐かしい卵の味のするプリンになりました。とろとろのなめらかプリンでもなく、イタリアンプリンほど硬過ぎず、絶妙な硬さの私の中の王道プリンです。もう一生プリンはこれでいい!と思うほど。(笑) 今までいろんなプリンを作ってきましたが、この硬さと卵の風味を出すには、この配合がベストでした。少しだけ乗せた生クリームもマッチして、本当に美味しかったです!
一生もののレシピにしたい王道プリン

ガラスのプリンカップを使って、そのまま食べられるレシピで作っても美味しいのですが、やっぱりこのタイプのプリンは型から出して逆さまにして盛り付けた方が見た目にも美味しい。フルーツやアイスクリームをトッピングして、豪華なプリンアラモードにアレンジするのも楽しいですね!子供から大人までみんなが楽しめるレシピなので、ぜひ「我が家の王道レシピ」としてメニューに加えてもらえたら嬉しいです。
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。