お菓子研究家のkinakoです。今回は、100均の紙製型を使ってご家庭でも手軽に作れる、焦がしバターのマドレーヌをご紹介します。近年では、貝殻の形のマドレーヌが主流となっていますが、ご家庭で作るには専用の型が必要となり、ちょっとハードルが高いイメージがありませんか?そこで登場するのが、100均でも買えるマドレーヌカップです。 これで、型がないからと諦めていたマドレーヌがとっても手軽に作れますよ!焦がしバターもプロ級に仕上げるポイントです。ではさっそく作ってみましょう!
焦がしバターのマドレーヌの材料(φ75mmのマドレーヌカップ4個分)
材料
無塩バター | 65g | |
卵 | L1個 | |
はちみつ | 12g | |
ブラウンシュガーグラニュー糖でも可 | 45g | |
塩 | ひとつまみ | |
バニラオイル | 適量 | |
薄力粉 | 60g | |
ベーキングパウダー | 2g |
焦がしバターのマドレーヌの作り方
次の段階で、泡が大きくブクブクと煮立つように変化します。この時も、手は止めずに混ぜながら加熱してください。
今度は黄色っぽい細かい泡に変化します。細かいクリーミーな泡に覆われた状態で、混ぜると鍋底が見えます。
覆っていたクリーミーな泡が少しずつ大きくなり、鍋底が見えてきます。混ぜる毎にバターが薄く茶色く色付いて、だんだん焦がしバターに近付いてきます。色の目安はこげ茶の少し手前。こんがり香ばしいバターの香りがしたら火からおろすタイミングです。
色付き始めてから色の変化が急激になるので、手早く混ぜてしっかりタイミングを見極めましょう。
火からおろしたら、すぐに鍋を氷水にあてます。こうして急冷しないと余熱で火が入り、焦げ過ぎてしまうので注意しましょう。
できたら茶こし等で濾して、使うまで冷ましておきます。焦げたバターの粒子が残りますが、茶こしを通るものはそのまま使ってOKです。
マドレーヌは100均の型でも充分美味しく作れる!
今回使用したのは、100均の「マドレーヌカップ」の名前がついた紙型です。使い捨てですが、時々作る程度ならこの型でも充分です。代わりにお弁当用の紙カップでも作れそうですが、このマドレーヌカップは強度があって、お弁当用カップに比べ厚みもあって硬いのが特徴です。ある程度硬さがないと、生地を入れた時に重みで型が変形してしまうので、必ずマドレーヌ用のカップを使用してください。
紙以外にも、柄の入ったアルミのカップ等もあるので、用途や大きさによってお好みの物で作ってみてくださいね。
いざ実食。どこか懐かしい美味しさ!
出来立てのマドレーヌは、表面が少しカリっとして、中はふんわりホカホカで本当に美味しい!これは作った人しか味わえない美味しさ。とはいえ翌日にはバターが馴染んでしっとりして、それはそれでまた美味しい。(笑) カップで作るシンプルなマドレーヌは、その見た目も美味しさも、どこか懐かしいお味。お母さんが初めて作ってくれた手作りのお菓子を思い出します。このレシピが、作る皆さんの思い出の味になれば嬉しいです!
気軽に作れるマドレーヌ
100均の紙型を使う事で、こんなに気軽にマドレーヌが作れます。同じく100均に売ってるラッピング用の袋に入れてプレゼントすれば、本当にお店みたいな仕上がりになりますよ!ぜひチャレンジして、「また作って!」と言われる、あなたの定番の褒められレシピにしてください。
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。