洋食歴20年の料理人hiroです。今回はミルクプリンです。アーモンドの香りがたっぷりと移っていて、フルフルと口溶けの良い食感です。フランス菓子のブランマンジェと同じで、それを作りやすく簡略化したレシピにしました。ロースト作業から丁寧にこしらえて、ほっこりタイムに是非!早速作っていきましょう。
ビアンコ・マンジャーレの材料(4〜5人前)
具材
生クリーム35% | 1本(200mℓ) | |
牛乳 | 300mℓ | |
アーモンドスライス | 30g |
調味料
グラニュー糖 | 50g | |
板ゼラチン | 7g |
ビアンコ・マンジャーレの作り方
弱火で炒ること6〜7分。きつね色から焦げ茶色にかけてのローストアーモンドとなりました。火を止めてフライパンのまま常温で冷ましておきましょう。 胡桃や松の実など、ナッツ類をローストする際はこのやり方がとても便利です。ナッツ類の香ばしい香りが室内に広がりますよ♪
弱火でゆっくりとアーモンドの香りを移していきます。フツフツとなってくるまでゆっくり弱火です。
香りをしっかりと移すには「鍋ごと放置」一択!
ゼラチンが溶けたら、ガス台から離して、作業台に鍋敷きを置き、鍋ごと小一時間ほど常温で冷ましていきます。湯気で蒸発した分、味は凝縮され、アパレイユにアーモンドの香りをしっかりと移すことができます。常温で冷ますことが大事です。
アーモンドの香りがたっぷりと移ったミルクプリンです!
ビアンコ・マンジャーレ(伊)も、ブランマンジェ(仏)も同じく「白い食べ物」という意味です。白い食べ物の中にアーモンドの香りが潜んでいるところにロマンを感じます。これにアングレーズソース等かけますが、そのままでも十分美味しいもの。
やはりローストアーモンドにすることでひと味もふた味も違ってきますので、「炒る作業」で素材の良さを十分に引き出して、是非ともこのレシピでティータイムを楽しんで頂きたいです。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。