世界の料理をシンプル化したレシピが得意なフードコーディネーターのyurikaです。今回はアイルランドの発酵しないクイックブレッド「ソーダブレッド」のレシピをご紹介。イーストの代わりにベーキングパウダーを使って焼くまでたったの10分。はちみつバターがやみつきの美味しさです。それでは作っていきましょう!
チーズとレーズンのソーダブレッドの材料(3~4人分)
ソーダブレッド
薄力粉 | 200g | |
ベーキングパウダー | 小さじ1.5 | |
砂糖 | 大さじ1.5 | |
塩 | 小さじ1/4 | |
ヨーグルト | 70g | |
牛乳 | 70ml | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
プロセスチーズ | 40g | |
レーズン | 30g |
はちみつバター
バター 常温に戻す | 40g | |
はちみつ | 大さじ1 | |
塩 | ひとつまみ |
チーズとレーズンのソーダブレッドの作り方
チーズは溶けにくいプロセスチーズがおすすめ
パンの生地に練り込んで使用するチーズはプロセスチーズがおすすめです。プロセスチーズとは加工されたチーズのことで、ベビーチーズ、スライスチーズ、切れてるチーズなどがあり、これらのチーズは加熱しても溶けにくい特徴があります。
加熱して溶かしたい場合は溶けるタイプのシュレッドチーズが便利ですが、今回はチーズを溶かさずに形を残しておきたいので溶けにくいタイプのプロセスチーズを使いましょう。切れてるチーズが固めで溶けにくいのでおすすめですよ。
ベーキングパウダーでこねずにふんわり
イーストで作るパンはよくこねることでグルテンを発生させて弾力をつけますが、ソーダブレッドはイーストの代わりにベーキングソーダ(重曹)を使って膨らませるこねないパンです。今回は重曹ではなくベーキングパウダーを使うことで、よりふんわりと軽い仕上がりになります。
混ぜ過ぎると逆に固くなってしまうので、粉気がなくなる程度にさっと混ぜ合わせるのがポイントです。
包丁で十字に切り込みを入れます。切り込みを入れることでパンがきれいに膨らみますよ。
ソーダブレッドが冷めたら食べやすい大きさにスライスして、はちみつバターを添えて完成です。
焼くまで10分の本格パンにはちみつバターでやみつきの味
発酵もこねる必要もなく、焼くまで10分で簡単にお店のような本格的なパンが作れるのでとっても便利。外はカリッと香ばしく、中はふんわりとした食感で食べ応えがあるので朝食にぴったりです。
レーズンの甘さとチーズの塩気が効いているのでそのまま食べても美味しいですが、はちみつバターを付けると格上げされた味わいに。甘じょっぱくクリーミーでやみつき感がアップして、ついもう一切れ手が伸びてしまう美味しさです。パン作り初心者の方でも気軽に作れるので、ぜひ試してみてくださいね!
フードコーディネーター/料理研究家。食系のメディア制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして食品企業のレシピ開発、フードコーディネート、レシピ写真・動画制作等に従事。手間をかけずに簡単に作れる、工程をシンプル化した時短料理が得意。約20カ国を旅した旅行好きで、世界の料理を手軽にアレンジしたレシピを研究中。